今入居している部屋を借りた時に同時に加入しました住宅保険(火災保険)の満期のお知らせが届きました。
今の部屋は仕事を辞めた時に借り上げ社宅から切り替えて借りたものですが、あれからもう2年が過ぎようとしているのですね。
住宅保険(火災保険)の中身
私が契約している住宅保険(火災保険)は「リビングプロテクト総合保険」という商品名ですが、部屋を借りた時は退職も重なってバタバタしており、どういう内容かよく認識しないで不動産屋に言われるまま契約しました。
しかし今回通知されている更新保険料は2年で2万円近くとかなりの金額です。このまま契約更新すべきか判断するため、まず保険の内容について調べてみました。
主契約=家財保険
この手の賃貸契約者向けの保険では、主契約は家財保険となっています。
これは契約者が所有し、対象物件内での日常生活で使用する家具や家電製品などの生活用動産が火災や落雷、水濡れなどによって被害を受けた場合に対する保険です。
盗難による被害についても補償される場合が多いようです。
セット特約
通常、上記の家財保険に対して以下のような特約がセットされています。
- 借家人賠償責任
火災、水漏等によって借用中の建物に損害を与え、貸主に対して法律上の損害賠償責任を負った場合の損害賠償金等を補償 - 個人賠償責任
日常生活で発生した偶然な事故により、他人のものを壊したり、他人にケガをさせてしまったときの法律上の損害賠償責任を補償 - 修理費用
借用中の住宅に損害が生じ、賃貸借契約に基づいて修復したときに自己負担した費用を補償
家財保険は個人の持ち物の被害に対する保険ですので不動産屋や大家はある意味知ったことではなく、賃貸契約と同時に保険加入を勧められるのは、こちらの特約が主な目的となります。
しかしこれらは通常、単体では契約できない特約となっているため、結局家財保険込みで契約することになるというわけです。
したがって保険を選ぶときには、家財保険については自分の所有物に応じて必要最低限の保険金額が設定されていればよく、むしろ借家人賠償責任や個人賠償責任の特約の方に十分な保険金額が設定されているかどうかが重要なポイントになります。
地震保険
保険によっては、これに更に地震保険がセットになっている場合もあります。
しかし通常、個人が地震に関する賠償責任を負うことはありませんので、これはあくまでも家財保険の補償対象が地震やそれに起因する津波・火災などに関する被害にも広がるものということになります。
また地震保険の保険金額は火災保険と同等ではなく、火災保険の30~50%程度までとなります。
これらのことをふまえて、その必要性を判断するといいでしょう。
安い保険に切り替えられるか
この賃貸契約時に加入する住宅保険(火災保険)については、賃貸契約において「指定の保険に加入すること」というような契約事項がない限りは、必ずしも不動産屋などが指定するものに加入する義務は無いようです。
とはいえ借家人賠償責任や個人賠償責任の賠償金額は、場合によっては数千万円もの高額に登る可能性もありますので、無保険というのもリスクがあります。
ただ、自分で安く契約できる保険を探し出せば、そちらに切り替えることは可能なはずです。
試しにインターネットで見積りが取れるその種の保険で保険料を試算してみたところ、条件を絞れば現状の半額程度で済むものもあるようでした。
したがって、週明けに不動産屋に連絡して保険を自前のものに切り替えても問題無いようであれば、今後はインターネット契約の保険に切り替えようと考えています。
ちなみにこの住宅保険に個人賠償責任の特約が含まれていましたので、NTTイフ経由で「おとなの自動車保険」契約で書きました自動車保険に個人賠償責任特約を付加したのは無駄でした。
これについても今後の契約更新で見直し、保険料の節約を図りたいと思います。
リタイアしたら自転車移動がかなり増えるので、賠償責任に入ろうと思っているんですよね。
でも家財保険に付帯してるならいらないですね。
もし無ければファミリー交通障害とかに入ろうと思っていたのですが。