先日ダイソーでノートと万年筆を購入。その目的は?で書きましたように、現在 書籍「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」の中に出てくるモーニング・ページというプラクティスをやっています。
万年筆の書き味が気に入った
毎朝、思いついたことをノートに3ページほど書き留める、というだけの簡単なプラクティスですが、ここである意味 重要な役割を果たすのが筆記用具です。
現在は前の記事で書きましたダイソーのモレスキン風ノートと万年筆(いずれも100円)を使用しています。
これを何日か続けているうちに、万年筆の書き味がすっかり気に入ってしまいました。
私は今まで手書きの文書が非常に苦手でしたが、その理由の1つに知らず知らずのうちに指に力が入って筆圧が高くなり、書き続けていると手が非常に疲れるという点がありました。
しかし万年筆は毛細管現象で滲み出たインクで紙面を染めるというその原理上、筆圧がゼロでも書ける筆記具です。これを使っていると、いくら文字を書いても手があまり疲れません。
もう1つの苦手な理由である字の下手さはいかんともし難いですが、人に見せることを想定していないモーニング・ページであれば、いくらでも書き続けられそうです。
ダイソーのもう1つの100円万年筆
そんな感じで気に入ったダイソーの100円万年筆ですが、ネットを見ているとダイソーで売られている別の100円万年筆の評判が思いの外 良さそうです。
今使っている万年筆を買うときに実はそちらも見かけたのですが、パッケージがあまりに怪しげでパスしたという代物です。
しかし複数の方がブログで好評価を付けておられるようですし、万年筆に興味も湧いてきたところでしたので、私も買ってみることにしました。
それがこちらです。いかにも中国で作りました、というパッケージですね。
前回買いましたプラチナのRiviereと違い、こちらは軸が金属製で適度な重量感があります(同じ素材に見えますが、キャップは樹脂製です)。
軸にはパール調の塗装がしてあり、パッケージから出して置いておけば、100円には見えない外観です。
ペン先には当たり外れがあるということでしたので、先端の割れ目に段差がないか、隙間が開きすぎていないかなどを見て慎重に選びました。
ところが思わぬところに伏兵がいました。買って帰ってからパッケージを開けてよく見ると、ペン軸と呼ばれるペン先の裏側のインクを導く樹脂製の部分の取り付け位置が大きくずれています。
本来ならペン先と中心線が合っているはずですが、下手すると先端部分がペン先からはみ出そうな勢いでズレています。買う前にこれに気付かなかったのは迂闊でした。
それでも100円だからしようがないかと思い、インクカートリッジを挿して試用してみたところ、字を書くには支障はありませんでした。
書き味の方は評判通り、前に買いましたプラチナのRiviereより滑らかです。Riviereの方も引っかかるというほどではありませんが、比べてみると抵抗がやや大きいです。
こちらのインクは黒ではなくブルーですが、これも悪く無い感じの色です。
ただ、Riviereより線がかなり太いので、細かい字を書くのは苦手そうです。
以下、書いた字のサンプルです。上が今回のブルーの万年筆、下が前回のプラチナ Riviereです。
あと、これは万年筆のせいではありませんが、100円ノートは紙がかなり薄かったようで、この線が太い万年筆で書くと若干裏写りしました。
というわけで、結局今のノートに細かい字でモーニングページを書くには最初に買ったRiviereの方が相性が良さそうでしたので、そちらを使い続けることにしました。
この新しい万年筆の方も、書き味はなかなか良いので何か別の使い道を考えたいと思います。
またRiviereの方は、同じプラチナの筆ペン用に売られている顔料インクのカートリッジも使えたという情報を見かけましたので、今のカートリッジが空になったら、そちらも試してみようかと思います。
このお値段だけに惜しげも無く買って色々試せる100円万年筆、なかなか奥が深いですね。
この時代にあえて手書き、、、素晴らしいですね。
漢字をどんどん忘れるのもタイピングのせい、ということなので、いい趣味ですね。