Lifehacking.jpさんの以下の記事を読んで、WordPress.comのデスクトップアプリが公開されたのを知りました。
[L] WordPressの新時代を告げるCalypsoプロジェクト | Lifehacking.jp
現状、PHPベースのWeb画面であるWordPressの管理者画面をJavascriptでリビルドし、WordPress.comのアプリとして複数サイト一括管理できるようにするという取り組みのようです。
WordPressでほぼ毎日ブログを書いている身としては、非常に興味を引かれる内容です。
MacBookにアプリを導入
幸いこのWordPress.comデスクトップアプリは、私がメインマシンにしていますMacBookで使えるMac OSX版が一番に公開されたようです。
そこで、早速ダウンロードしてMacBookに導入してみました。アプリは以下のページからダウンロードてきます。
WordPress.com – A control panel for your desktop
アプリへのログイン
WordPress.comデスクトップアプリを起動すると、まずログインを促されます。ここでログインするアカウントは自分のWordPressサイトの管理者アカウントではなく、WordPress.comのアカウントです。
それではWordPress.com上のサイトしか管理できないのかというとそうではなく、独自サーバー上のサイトでもJetpackプラグインを導入してWordPress.comと連携させておけば、このアプリ上から操作することができます。
このブログのWordPressは以前からJetpackを導入済みでしたので、アプリにログインするだけでサイトの情報が表示されました。
アプリの機能
最終的には管理者画面を完全に置き換えることを狙っているようですが、現状でもかなりのことができます。
例えばサイトの統計情報を見ることができますし、
サイト内の記事や固定ページの一覧を取得して、そこから１つを選んで編集することができます。
また、テーマをカスタマイズする機能や、
メニューを編集する機能もありました。
ただテーマのカスタマイズについてはまだ実体が実装されていないかアプリでは実装できないようで、呼び出すとWebページが開きました。こういう部分もあるようです。
アプリによる記事編集
中でも一番お世話になりそうなのは、やはりブログ記事の編集機能です。
使ってみた感じでは、現状のWeb管理者画面の編集機能がそのままアプリ上で使えるようになったイメージです。
ただ内容を更新するたびに、バックグラウンドでほぼリアルタイムにサーバーに保存されていきますので、セーブに時間がかかるWeb画面より気軽に編集することができます。
また概ね記事を書き終わった後のプレビューを見ながらの微修正も、この特徴のために素早くできるようになりました。
画像についてもアップロードや記事への埋め込みがサポートされており、記事上でのサイズもドラッグで変更できますので、画像に関する操作も簡単です。
なお編集方法はWebの管理者画面と同様、WYSIWYGのビジュアル編集かHTML編集を選択することができます。
MarsEditで慣れていたMarkdown記法がサポートされていないのはやや残念ですが、ブログ執筆に必要となる装飾のほとんどはUIでサポートされていますので、さほど不自由することはありません。
ブログ執筆のメインツールになりそう
実は2日ほど前から、このブログの記事も本アプリを使って書いていました。
今まで使ってみた感触では、十分実用になりそうです。今後更に機能強化されていくと考えると、ブログ執筆のメインツールとなる可能性大です。
Windows版やLinux 版はまだ開発中ということですが、その登場も待たれます。更に欲を言えば、iOS版やAndroid版も出していただければ、あらゆるプラットフォームでこれ１つでブログが執筆可能となることも夢ではありません。