先日確定拠出年金を掛金配分見直しでリバランスで、SBI証券の個人型確定拠出年金でリバランスを行ったという記事を書きました。
これで資産比率の偏りはだいぶ解消されましたが、実は確定拠出年金についてはもう1つ気になっていることがあります。
それは先月情報が流れましたように、SBI証券の確定拠出年金の運用商品が大幅に拡充されたことです。
SBI証券の個人型確定拠出年金の弱点が解消?
SBI証券の個人型確定拠出年金は運営管理手数料が安いことが最大の魅力です(資産残高が50万円以上あれば無料)。私が個人型確定拠出年金を始めるに当たってSBI証券を選んだのも、主にそれが理由でした。
しかしその一方で、運用商品のラインアップについては他社と比較して正直今ひとつ、という印象が拭えませんでした(微妙な差ですが)。
それが先月の運用商品拡充で魅力的な商品が大幅に増えたということですので、この際スイッチングを検討してみることにしました。
資産クラスごとのスイッチング検討
国内株式
私が現在投資しているのは
- SBI TOPIX100・インデックスファンド〈DC〉:信託報酬0.26%
ですが、低コストインデックスファンドとして以下が追加されています。
- ニッセイ日経225インデックスファンド:信託報酬0.27%
- 野村DC・JPX日経400ファンド:信託報酬0.27%以内
単純に信託報酬で見ると現在使っているSBI TOPIX100・インデックスファンドの方が若干勝っていますが、こちらは構成銘柄が少なく分散効果にやや疑問が残ります。この程度の差なら追加された商品に移ってみるのもありな気がします。
JPX日経400は2014年から公開が始まった指標ですが、適格要件に基づいて1000銘柄を選定後、自己資本利益率(ROE)、営業利益、時価総額を指標として機械的に絞り込まれるという仕組みです。これにより、インデックスファンド特有の玉石混交の株に投資してしまうという弱点をある程度カバーできる可能性がありそうです。
とはいえまだ新しい指標であまり実績がありませんので、乗り換えるとしたら新しく追加された2つのファンドに半々くらいで分散させるかな、と考えています。
先進国株式
私が現在投資しているのは
- EXE-i 先進国株式ファンド:信託報酬0.32%程度
ですが、これに今回以下が追加されています。
- DCニッセイ外国株式インデックス:信託報酬0.23%
おそらくこれが今回のラインアップ見直しの目玉ですね。確定拠出年金の運用でよく使われる先進国株式のインデックスファンドでトップクラスのこの信託報酬の低さは魅力です。
これを使わない手はなさそうです。
新興国株式
私が現在投資しているのは
- EXE-i 新興国株式ファンド:信託報酬0.39%程度
ですが、これに今回以下が追加されています。
- 三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド:信託報酬0.59%
採用している指標が違うようですので一概にどちらが良いとは言えませんが、信託報酬がこれだけ違うとあまり乗り換える気にはなれません。
国際中小型株式
私が現在投資しているのは
- EXE-i グローバル中小型株式ファンド:信託報酬0.37%程度
ですが、今回追加されたものでこれと直接競合するものは無さそうですね。
まとめ
というわけで、SBI証券の個人型確定拠出年金については以下のスイッチングを行ってみようと思います。
- 国内株式
- SBI TOPIX100・インデックスファンド〈DC〉
⇩ - ニッセイ日経225インデックスファンド
- 野村DC・JPX日経400ファンド
- SBI TOPIX100・インデックスファンド〈DC〉
- 先進国株式
- EXE-i 先進国株式ファンド
⇩ - DCニッセイ外国株式インデックス
- EXE-i 先進国株式ファンド
ただしスイッチングには時間がかかりますので、切り替え途中での株価急変などの影響を極力小さくするために、何回かに分けで実施する予定です。