私のメインマシンはMacBookですが、まだいくつかのWindowsアプリを使う機会もあります。
そのため、MacBookにインストールしている仮想環境VirtualBox上で動くWindows環境も、いまだに維持しています。
VirtualBoxではWindows10へのアップグレードができなかった
今までVirtualBox上ではWindows 7を使っていましたが、Windows10への無償アップグレード期限が7月29日までと迫ってきました。
まだ一ヶ月半ほどありますが、ギリギリに更新して何か問題が発生すると手遅れになる可能性もありますので、そろそろアップグレードしてみることにしました。
Windows 7からのアップグレードの場合、更新プログラムがタスクバーに常駐してアプグレードを促してきますので、通常はそれを実行するだけで済みます。
しかしVirtualBox上のWindows 7で更新プログラムを実行してみたところ、以下のようなエラーが出てアップグレードができませんでした。
どうもVirtualBox用のディスプレイドライバがWindows 10とは互換性が無いとみなされ、更新を拒否されているようです。
Windows 10 のディスク イメージからアップグレード可能
早速トラブル発生かと思いましたが、ネットで調べてみるとMac上のVirtualBoxでWindows 10へのアップグレードに成功している方はいらっしゃるようです。
その方たちが取っている手法は、通常の更新プログラムではなくWindows 10 のディスク イメージを取得して、そこからアップグレードするというものでした。
具体的にはMicorsoftのこちらのページからWindows 10 のディスク イメージのisoファイルがダウンロードできます(3GB以上ありますが)。
このようなisoファイルは通常DVDなどのディスクに焼いて使用しますが、VirtualBoxではisoファイルを直接ドライブにマウントできますので、そのまま使用可能です。
うちの場合はファイルの掃除も兼ねて、まずバックアップを取ってあったWindows 7インストール直後の仮想ディスクファイルを使って新たに仮想マシンを作成しました。それを起動してから上記のisoファイル内のsetup.exeを実行してWindows 10にアップグレードしました。
仮想環境の場合、このようにディスクイメージを巻き戻したり新規の仮想マシンを作ったりすることが簡単にできますので、こういう時には便利です(当然ライセンスは必要ですが)。
アプリの互換性について
これでWindows 10の環境は整いましたが、残る不安はアプリの互換性についてです。以下私がこの環境で使う予定のアプリの動作を確認した結果について述べます。
MoneyLook
マネーフォワードを使うようになって以来、使用頻度が落ちたMoneyLookですが、今でもマネーフォワードの内容と突き合わせチェックするために時々動かしています。
MoneyLookの口座情報取り込み機能はMacでは動きませんので、Windows上で動かす必要があるのです。
MoneyLookはWindows 10から標準搭載された新ブラウザMicrosoft Edgeには対応していません。しかしWindows 10にはInternet Explorer も含まれていますので、そちらを動かすとこでMoneyLookを使用可能でした。
Microsoft Money
以前から何度か書いていますが、私は家計簿をつけるのにいまだにMicrosoft Moneyというソフトを使用しています。
かなり古いソフトですので、こちらがWindows 10で動くかどうかが最大の懸念でした。しかし試してみたところ、無事動作することが確認できました。これでまた数年はMicrosoft Moneyを使い続けることができそうです。
ちなみにMicrosoft Moneyはサポート終了時に公開された無償・無サポートのSunset Editionが、今でも以下からダウンロードできました。
Japan – Money Plus Sunset Deluxe
e-Tax
こちらはまだ実際には試していませんが、確定申告で使用するe-Tax関連のソフトについては今年のうちからWindows 10に対応していたようですので、多分動くでしょう。
以上、うちの環境のWindows 10への移行状況でした。
Windows 10については互換性や安定性などで一部良くない噂も聞きましたが、少なくともうちの環境では何とか無事に動いてくれているようです。