とうとう年利0.15%がキャンペーンになる時代か

住信SBIネット銀行から「円定期預金特別金利キャンペーン開始しました!」というタイトルのメールが来ました。

とうとう「ボーナス時期の優遇金利キャンペーンが来たか!」と一瞬期待しましたが、残念ながらそれはぬか喜びに終わりました。

年利0.15%でキャンペーン?

そのキャンペーンの内容ページがこちら。

住信SBIネット銀行 円定期預金特別金利キャンペーン.jpg
<2016年夏の資産運用応援>円定期預金特別金利キャンペーン | 住信SBIネット銀行

なんとキャンペーンの「特別金利」が6ヶ月ものでも1年ものでも0.15%ですよ。

そしてキャンペーンページの最初の台詞を読んでのけぞりました。

「低金利時代の資産運用先として、円定期預金がお勧めです!」???

先日スルガ銀行の定期預金は継続に決定で書きましたように、例えばスルガ銀行ならキャンペーンではない常設のスペシャルギフト付き定期預金で金利が0.22%(300万円以上なら0.23%)あります。しかも確率は低いもののANA旅行券やANAマイルがもらえる可能性もありです。

そんなものもある中で、このキャンペーンを「低金利時代の資産運用先」と大見得切ってお勧めされても困ってしまいますね。

それにしても住信SBIネット銀行のこの凋落ぶりは何なのでしょう。昔は金利面でもサービス面でもネット銀行のトップを走っていたのに、最近のやる気の無さは見る影もありませんね。

やはり個人向け国債のキャッシュバックキャンペーンを狙うしかないか

とうとうオリックス銀行の2週間定期も陥落で書きましたように、現在あおぞら銀行の「あおぞらマイル付定期預金」満期後の預け入れ先を探しているわけですが、この様子を見ているともはや銀行の定期預金キャンペーンはあてにできそうにありません。

一方個人向け国債の方をチェックしてみますと、野村證券は6月・7月もキャッシュバックキャンペーンを継続するようです。こちらであれば、およそ国債購入金額の0.2%がキャッシュバックされます。

野村證券 | 夏の個人向け国債キャンペーン

利率だけで見ると上記のスルガ銀行のスペシャルギフト付き定期預金の方がマシな感じもしますが、スルガ銀行の定期預金は原則途中解約不可のようですので、あまり資金を集中させるのも怖いです。

というわけで、とりあえず今回はこの野村證券のキャンペーンに乗ってみる方向に傾いています。

ただし1年後も現在の低金利状態が続いているようであれば、そこから先の個人向け国債の金利は下限の0.05%しか付きませんので、またそこで悩むことになりますが。

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『とうとう年利0.15%がキャンペーンになる時代か』へのコメント

  1. 名前:さいもん 投稿日:2016/06/16(木) 08:15:33 ID:a8533d63e 返信

    キャッシュバックは一時所得扱いで50万円の控除枠があり、一般人の規模ならほぼ無税になるみたいなのでそっちの方がいいでしょうね。

    国債のプレゼントキャンペーン目当ての投資がメインになる時代が、冗談じゃなく本当に来てしまいました。

    • 名前:観楓 投稿日:2016/06/16(木) 10:51:24 ID:beeeadb5e 返信

      さいもんさん、コメントありがとうございます。

      この手のキャンペーンのキャッシュバックって一時所得扱いになるんでしたっけ?

      前に確定申告するときに一時所得にするか雑所得にするか悩んだような気がしますが、結局どちらにしたか記憶が定かではありません。後で調べてみよう。

      それにしても、本当に流動性資金の置き場はどんどん刈り取られていきますね。

  2. 名前:さいもん 投稿日:2016/06/17(金) 10:10:29 ID:aef5100e4 返信

    私も記憶があいまいだったので調べてみました。↓
    https://www.nta.go.jp/tokyo/shiraberu/bunshokaito/shotoku/27/01.htm

    東京国税局の見解としては雑所得、という事なので雑所得である可能性が高いですね。証券会社は一時所得であると主張していたので話がややこしい。

    しかし「この回答内容は、東京国税局としての見解であり、事前照会者の申告内容等を拘束するものではないことを申し添えます。」とあるので、結局は確定申告する前に税務署に問い合わせて解答を貰う必要がありますね。案外一時所得で通ってそうな…

    • 名前:観楓 投稿日:2016/06/17(金) 11:47:20 ID:23d6d3156 返信

      なるほど、税務署によっても見解が違う可能性もあるわけですね。税金ってきっちりしているようで、案外こういう曖昧なところも多いですね。

      ちょうど青色申告記帳説明会のお知らせが来たところですので、フリーの質問時間とかあったら聞いてみましょうかね。