MFクラウド確定申告に前期繰越を登録

先日記帳指導講習会 最終回、惨敗。補習決定で書きましたように、記帳指導講習会で前期繰越を正しく登録していないことに起因すると思われる問題点を何点か指摘されました。

これを受けて今MFクラウド確定申告に前期繰越の情報を追加登録しましたので、今日はそのあたりについて書いてみます。

前期繰越は「開始残高」で設定する

前期繰越分は自分で仕訳登録するしかないのかと思っていましたが、調べてみるとMFクラウド確定申告にはそれ向けの設定画面がありました。

それがメニューの「各種設定」の中にある「開始残高」です。

MFクラウド確定申告 開始残高.jpg

この画面は貸借対照表と同様、左側に「資産の部」、右側に「負債の部」と「資本の部」があり、左右の総計は同じにバランスしている必要があります。

私は使い始めた時に銀行預金だけは設定していましたので、左側の「資産の部」の普通預金のところに前年末の残高が、右側の「資本の部」の元入金にその総計と同額が設定されていました。

なおこの画面で入力した情報は、仕訳帳の先頭に「開始仕訳」としてまとめて登録されます。

具体的な設定の流れ

以下、私が具体的に前期繰越の設定を追加した項目について述べていきます。

未払金

私の場合、未払金のほとんどはリクルートカードプラスによる購入分です。

リクルートカードプラスの支払いは15日締めの翌月10日払いですので、決算年の前年11月16日以降年末までに購入した分が未払金として翌年に繰り越されることになります。

カードの利用明細からそれに該当するものの合計金額を出し、それを「開始残高」の「負債の部」にある未払金に入力しました。また左右をバランスさせるため、元入金をその分減額しました。

一括償却資産

MacBookを一括償却資産として処理していますが、一括償却資産の場合は1/3ずつ3年かけて均等に償却していくことになります。

今回は2年目で期首の残高は2/3となりますので、その金額を「開始残高」の「資産の部」にある一括償却資産の所に入力しました。また左右をバランスさせるため、元入金をその分増額しました。

実際の償却処理については、MFクラウド確定申告のメニュー「決算・申告」にある固定資産台帳に資産を登録すれば、仕訳帳の最後に償却の仕訳が追加されます。

売掛金

ブログの広告収入のうち、決算年の前年に売り上げが確定したが支払いが翌年にずれ込むものが売掛金として繰り越されることになります。

ASPの報酬レポートなどからこの金額を算出し、それを「開始残高」の「資産の部」にある売掛金に入力しました。また左右をバランスさせるため、元入金をその分増額しました。

というわけで、とりあえず指摘を受けた箇所については追加修正が完了しました。

ここでちゃんと整合性を取っておけば、次回以降はMFクラウド確定申告の年度締め処理がうまいこと繰越処理をやってくれるはずです。

次に行く講習会はタイミング的に本当に最後の機会になりますので、もう少し全般的に登録内容を再確認した上で講習会の再チェックに臨みたいと思います。

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