昔このブログで一時、持ち家派の人と激しくバトルしていた時期がありました(その持ち家推奨、ちょっと楽観的過ぎませんか?から始まる一連のエントリー参照)。
別に私は持ち家を完全に否定する賃貸派というわけでもないのですが、持ち家を絶対視する持ち家派の方とは最後まで話がかみ合いませんでした。
自分の場合は賃貸でいいという結論
そんな持ち家派のメインのお相手だった方のブログの更新が止まっていると、最近コメントで教えてもらいました。
やはりあそこまで極論で身を固めてしまいますと、ずっと主張し続けるのも難しかったのでしょうかね。
議論をしている最中は結構しんどかったですが、自分なりに色々調べて最終的に私の場合は賃貸でいいという考えがまとまりましたので、結果的には良い経験となりました。
老後に貸してくれる家が無かったらどうするか?
ただこの一生賃貸と言う方針を貫くにあたっては、1つ課題があります。
それはこれから更に年齢が進み、老人と呼ばれる年代に入った時に貸りられる部屋があるかどうかという点です。
これについてはこれから少子高齢化で人口が減少していく日本では家余りも進み、大家もいつまでも老人を敬遠してはいられないという予想もあり、今のところはそれほど心配はしていません。
しかしそれはあくまでも予想であって、実際のところどうなるかはその時期になってみないとわかりません。
そこで第2のバックアップ案として考えていたのは、どうしても貸してくれる部屋が見つからないなら、その時点で家を買ってしまうというものです。
とりあえず頭の中だけで考えたものですのでどこまで実現性があるのかは今一つ自信がありませんでしたが、最近こんな記事を見つけました。
「定年後に家を買う」は意外と賢明な選択肢だ | 家計・貯金 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
こちらの記事の最後を見ますと、生涯持ち家で暮らすのと現役中は賃貸で定年後に持ち家を買うのとでは、コストはほぼ変わらないというシミュレーション結果が出ています。
もちろん、記事の筆者自身も「シミュレーションは条件設定をいじればどのようにでも結果を変化させられる」と書かれていますように、1つのシミュレーション結果に全幅の信頼を寄せるのは危険です。
実際同じシミュレーション内で示されています、生涯賃貸のコストが生涯持ち家の場合の倍近くかかるという結果には何となく納得がいきません。
しかしファイナンシャルプランナーの方が定年時のマイホーム購入を「選択肢の1つとして十分に検討に値する」と書かれているのは一つの安心材料になりますね。
もちろんこの選択肢を実際に選択可能なものとするためには、ほぼローンが組めなくなる老後に中古物件1軒くらいは現金で買える余剰資産を準備しておかなければならないという大前提は忘れてはなりませんが。
あー、山中さんですねw
僕は一時期良好な関係になってたまにコメントのやり取りしてたんですけど、そういえば最近ブログは更新してないんだ。。。
とげとげしい煽り口調の中に面白みもある人ではあったんですが。。
さて、僕も賃貸派です。
そして老人に貸してくれるかどうか、ですが、これはもう現時点も既に貸し始めているようですから大丈夫でしょう。
空室率が全国的に上がり、老人だから貸せないなどとは言ってられないようです。
それに現在の事情としてワープアの若者に貸すより年金が出ている老人のほうが回収リスクも少ないみたいですしね。