昨日はとうとう ゆうちょ銀行が含み損に突入で、日銀のマイナス金利導入決定の影響でゆうちょ銀行株が含み損に突入したことをお伝えしました。
しかしマイナス金利の影響は悪いことばかりでもありませんでした。
Jリートファンドが初めてプラ転へ
いつものようにSBI証券で保持しています投資信託の資産残高をチェックしていたところ、ニッセイJリートインデックスファンドの損益がプラスに転換しているのに気がつきました。
これは去年の頭にNISAでニッセイJリートインデックスファンド購入開始で書きましたように、NISA講座の活用のためにこの記事とほぼ同時に購入を開始したものです。
しかし購入開始以降、基準価格は以下のようにチャイナショックの影響を受けて9月9日に付けた底値に向けて一直線に下落していきました(以下は2015年1月からのチャート:SBI証券のページより引用)。
年初にまとめて買わなかったのがせめてもの救いで、その後若干持ち直しはしたものの、2015年の評価損益は一貫してマイナスのまま終了しました。
それが1月29日の日銀のマイナス金利導入の決定を受けて一気に急騰し、気が付いたらプラ転していたというわけです。現状の損益は+4.18%となっています。
久しぶりの分散投資効果か
まあマイナス金利のショック効果は一時的という見方もありますので、その効果が薄れたらまたマイナス圏に逆戻りという可能性もあります。
しかし世界的な株安・通貨安が進み、株式も債券も値動きがパッとしない状況の中、こういう資産が一部でもあるのは心強いです。
そういえば昨日時点の特定口座の投資信託のポートフォリの方も見てみると、そちらでも株式・債券クラスが前日比で軒並み下げている中、グローバルリートファンドだけがかろうじてプラスに止まっていました。
最近の経済危機時などは各資産クラスが一斉に下落して分散投資の効果が出にくいことも多いですが、今回はコモディティや不動産クラスが一応ある程度はお仕事をしてくれているようですね。