私は昔から乾燥肌で、空気が乾燥する冬場には足の脛の部分や手の前腕部などの皮膚が白い粉状になって剥がれてくるという現象に悩まされていました。
今年は冬が終わっても症状が治らない
まあこれについては多少痒みがあることと、むけた皮膚が粉状の埃となって部屋の掃除が大変になることくらいしか直接的な問題はなく、それほど気にしていませんでした。
しかし今年は冬が終わって今の時期になっても症状があまり治まりません。それどころか脛の裏のふくらはぎの一部が赤黒く変色し、かなり激しい痒みが発生するような症状まで出てきました。
これは何か別の病気かもしれないと思い、水虫治療で通っている皮膚科でついでに見てもらうことにしました。
病名は乾燥性皮膚炎
その結果、診断してもらった病名が「乾燥性皮膚炎」です。
以前から自分が乾燥肌だと思っていたのもあながち間違いではなく、
- 乾燥肌
↓ - 乾皮症
↓ - 乾燥性皮膚炎
というように症状の進行に応じて名前が変わるようですね。
私の場合でいいますと、白い粉状に皮がむけていた段階が「乾皮症」、赤黒く変色して湿疹ができた段階で「乾燥性皮膚炎」となったと思われます。
乾燥性皮膚炎は皮膚が乾燥しやすい足の脛や脇腹などに出やすいということで、そういえば冬場に脇腹がやたらとかゆくなる時期があり、あれも症状の一環だったのかもしれません。
乾燥性皮膚炎の対処
乾燥性皮膚炎は皮脂欠乏性湿疹とも呼ばれ、皮膚の表面の皮脂膜やその下の角質層の脂分や水分が不足することが原因です。
発症する主要な原因は加齢とのことで、これは避けようがありません。
あと入浴時にゴシゴシと洗い過ぎることも良くなく、使うのも脂分を洗い流しすぎるボディソープより石けんが良いとのこと。また入浴時間も15分程度で切り上げるのが良いようです。
このあたりは前から気にしていて、冬の乾燥肌対策 三か条などでも書きましたように石けんを使って皮膚も主に手だけで洗っていましたが、それだけでは私の場合は症状を抑え切れなかったようです。
今回皮膚科ではヒルドイドという保湿性の軟膏を処方されましたので、これからしばらくは朝晩にこれを塗ることになります。
「ヒルドイド」ってどこかで聞いたことがあるなと思ったら、女性陣が保湿効果の高い美容クリーム代わりに病院で処方してもらうということで一時話題(問題)になった薬品ですね。
まあ美容クリーム代わりに使われるのはクリームやローションタイプが主で、私が処方してもらったのはより粘性の高い軟膏タイプですので、変な誤解を受けることは無いでしょうが(そもそもおっさんが美容目的でもらいに来るとは思わないか)。
それにしても、長らく病院のお世話になることはほとんど無くて健康保険は払い損だなと思っていた私ですが、リタイア生活に入ってからは整形外科だの歯科だの皮膚科だのと結構頻繁に通っています。
やはり加齢とともに医療費がかかるようになるというのは真実のようですね。まあ若いうちにせっかく貯金した健康保険料です。しっかり活用させてもらうとしましょう。