以下のCNETさんの記事を見て、レシートの情報を1枚10円という破格の値段で買い取ってくれるスマホアプリ「ONE」が登場したことを知りました。
レシート買取アプリ「ONE」とは
「ONE」は買い物でもらったレシートの写真をスマホで撮影して送ると、1枚につき10円で買い取ってくれるというアプリです。
買い取り対象のレシートは、コンビニや飲食店、家電量販店などの全てのものが対象になるとのこと。
ただしレシートに記載されている日付が買い取り日から1ヶ月以内という制限があります。また買い取りの上限は1日に10枚までとなっています。
買い取り方法はアプリ内からスマホのカメラでレシートを撮影すると、その画像が即座にアップロードされてアプリ内ウォレットに10円が振り込まれます。
ウォレット内の残高は好きなタイミングで銀行に引き出すことができます。出金可能な銀行は三井住友銀行/ 三菱東京UFJ銀行 / ゆうちょ銀行 / みずほ銀行、その他国内ほぼ全ての民間金融機関に対応しているとのこと。ただし出金には1回200円の手数料がかかります。
なお入手したレシートデータは、個人が特定できないように加工して企業などに販売するとのこと。
早速インストールしてみた
私も早速アプリをダウンロードし、自分のiPhoneにインストールしてみました。
アプリ利用開始時は携帯電話番号を登録してSMS認証を受ける必要があります(逆に言うと、これ以外の個人情報は一切要求されません)。
一方稼いだ残高を銀行に出金するためには、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどの画像をアップロードして本人確認を受ける必要があります。
買い取り日から1ヶ月以内のレシートを1日10枚まで買い取り可能ということですが、私は家計簿記入のためにもらったレシートをすべて保存していますので、早速古いレシートを引っ張り出してきて1ヶ月前ぎりぎりのものから順番に10枚登録してみました。
レシートをカメラで撮影するとほぼ瞬時に10円が入金されます。撮影直後に一瞬だけ「査定」の文字が出ますが、本当にこの一瞬の間にレシートの内容まで査定しているのかは謎です。
レシートをサクサクと撮影し、昨日の段階で残高100円を貯めることができました。
まさかの1日でサービス一時停止へ
これは明日からもレシートを登録せねばと思っていたところ、CNETさんから続報が出ました。
なんと想定を大幅に上回る買取依頼が集まったことでサービスを一時停止したとのこと。
当初の想定では月間1万枚と見込んでいたところが、サービス開始から約16時間で実に24.54万枚もの買い取り依頼が集まったようです。
ざっと計算してみると予想の1,000倍以上が集まったことになり、いくらサービス開始直後の一時的なアクセス集中があったにしても予想を外し過ぎの観がありますね。
聞けば本アプリ開発元の創業者兼CEOは現役高校生ということで、その若さで金融系のアプリをリリースしてしまう知識と行動力には感服しますが、若さゆえにちょっと先走ってしまった感じでしょうか。
とりあえず本人確認書類をアップロードするのは、今後の動向がはっきりしてからですね。
現状サービス再開の時期は未定のようですが、アプリのコンセプト自体には魅力を感じますので、多少買取条件を引き下げてでも何とか継続してほしいものです。