持ち家と借家のメンテナンスコスト

最近たまたま実家と借家の両方で下水に関連するメンテナンス事案が発生しましたので、今日はそれについて書いてみます。

実家の下水マス詰まり

まず実家の方ですが、雨が降ると下水マス(家の敷地内に数か所ある小さなマンホールみたいなやつ)から水があふれると母親が言い出しました。

蓋を開けて覗いてみると、マスのコンクリート壁が大きくひび割れていて、そこから木の根が入り込んで排水口が詰まってしまっているようです。

とりあえず排水口に詰まっているものを取り除けば多少は流れるようになるかもしれませんが、根本的にはひび割れを直さないとまた再発しそうです。

しかしそうなると小規模とはいえ工事になりそうですので、それなりの業者に頼む必要があります。でも今までそんな経験はありませんので、全く勝手がわかりません。母親にその下水マスを作った時に頼んだ業者について聞いてみると、そちらはもう廃業しているようでした。

とりあえず母親が近所の友人に相談してみるということになりましたが、それでケリがつかなければ、水道局に業者を紹介してもらえないか相談してみるか、タウンページでも見て手近な業者に電話してみるくらいしか思いつきません。

老朽化した持ち家ですと、この手の設備に関するメンテナンス案件が定期的に発生しますので、その度に対処を考えるのが結構気が重いのですね。

借家の排水管清掃・点検

一方借家の方では、最近排水管の清掃と点検が行われました。建物の外側の排水管を高圧水で洗浄すると同時に、屋内の台所・風呂・洗濯機置き場などの排水口も点検してくれました。

日時決め打ちでこの時間に家に居てくださいと通知が来るのがちょっと面倒でしたが、それでも問題が起きないうちに先手を打って動いてくれるのはありがたいです。

今まで住みました借家の中でここまでしてくれたのは今回が初めてですが、そこまででなくても何か問題が起きた時には、大家さんや管理会社に電話するだけで対処を手配してくれます。

この点、持ち家に比べれば圧倒的に気楽ですね。最近の言葉でいうと、借家というのは住に関するサブスクリプションサービスと言えるのかもしれません。

もちろん持ち家派の人が言うように、設備や手間を全て自分で抱え込んで対処する方がコスト的には割安なのかもしれません。しかしこの手軽さは、多少コストを払ってでも手に入れるメリットがあると感じます。

これから歳を重ねていくにつれ、このメリット感はさらに増していくような気がします。持ち家派の人は、最後まで終の棲家を自分でメンテナンスしていく自信があるでしょうかね。

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