私は今のところ、公的年金については5年くらいは繰り下げようかなと考えていますが、先日YouTubeを見ていてなるほどと思える考え方がいくつかありました。
繰り下げは資産の取り崩しで将来の年金増額を買う行為
まずは年金の繰り下げというのは、繰り下げによる受け取り額の減少分を資産の取り崩しで埋め合わせることによって、将来の年金増額を買う行為だということです。
年金を繰り下げれば受取額が増えるというのは何となくわかっていましたが、こう考えると何を手放して何を得るのかがより明確にイメージできますね。
またこう考えますと年金を繰り下げる代わりに、その埋め合わせ分の資産で別の個人年金を買うというような選択肢も有りうることがわかります。
ただ公的年金の
- 受給を始めたら一生支給が続く終身年金
- 繰り下げ1か月あたり0.7%増額
- (ある程度)インフレに追従して支給額が増える
という特徴を考えますと、これに対抗できる民間の年金保険はまず無いのですよね。その点でも公的年金繰り下げの有利さが再認識できます。
年金単体の損得ではなく老後の資金計画全体で考える
そうは言っても繰り下げて元を取らないうちに死んでしまったら元も子もないと、いう意見は確かにあります。
しかしそこは年金単体の損得ではなく、老後の資金計画全体としての目標を考える必要があります。それは単に年金の受け取りで損をしないということではなくて、死ぬまで必要な資金が尽きないということです。
したがって、死ぬ時まではおろか年金受給可能な年齢になった時点ですでに生活費が圧倒的に足りない、というような状況であれば繰り上げ受給をするしかないでしょう。
しかしそうでなければ、たとえ繰り下げして十分な受給を受けられないうちに亡くなったとしても、それは死ぬまで必要な資金が尽きなかったという観点でOKなのです。
まあ死ぬまでに必要な資金というのが多い人も少ない人もいるでしょうから、そこは各人の感性で判断しないといけませんが。
私自身はこの考え方に賛同できますし、基本的に老後に頼れる配偶者や親族は居ない前提ですので、早死にする恐れよりは長生きリスクの方が心配です。したがって今後何か不測の事態が起きない限り、やはり年金は繰り下げる方向で考えたいと思います。
年金受給者です。
65歳から、厚生年金のみ受給し、国民年金部分を、繰り下げにしていました。
よくよく調べてみると、繰り下げた場合、総受給額で、65歳からの受給に比べて、逆転するのは、79歳以降でした。79歳以降で増えても・・・という感じです。
やはり、国が勧めることにはウラがあるということでしょうか。自分で運用できる方でしたら、受給額は少なくなりますが、繰上受給をしてもいいかもしれません。国は、国民の皆様の生活実態に合わせた選択ができると言うんでしょうが。