先日、Xperia Z3のLTEフラット、LET NETなどを解約でau回線のオプション解約のついでに、ドコモ携帯回線のiモードも解約したという話を書きました。
その後、携帯上で無料通話枠の残量を確認するために使っていた「ドコモ料金案内」というアプリの情報が更新されなくなったことに気が付きました。これもiモードサービスの一部だったんですね。
まあスマホかPCでMy docomoページから確認できますので、それほど困りはしませんが。
ファミリー割引が6月から改悪
さてネットを見ていると、そんな無料通話枠に関連してドコモからこんなニュースがリリースされていることを知りました。
報道発表資料 : ファミリー割引等の改定 | お知らせ | NTTドコモ
ファミリー割引について6月から以下の3点の変更があるとのこと。
「ずっとくりこし」の導入
FOMA旧料金プランをご利用のお客さまは従来、ご自身で2か月繰り越した後に余った無料通信分について、ファミリー割引グループ内の他のご家族の通話料金等に適用した後で無効としておりました。しかし、国内通話料が完全定額となる新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる®」をご利用のお客さまが増加したことに伴い、無料通信分を分け合えるお客さまが減少していることから、ご家族への適用に代えて、ご自身の無料通信分を上限額まで無期限に繰り越して利用することができる「ずっとくりこし」を導入します。
「毎月の無料通信分をご契約のプランごとの上限額まで無期限に繰り越すことができるサービス」ということで、一見すごく良い変更のような気がしますが、案の定 裏があります。
ポイントは上記の文言に含まれている「上限額まで」という言葉です。つまり、繰り越される期間は無期限になるものの、繰り越される額には上限があるのです。
無料通話枠がある一番安いプラン タイプSSの場合、1ヶ月の無料通話枠が1,000円に対して繰り越し可能な上限額は3,000円ですので、無期限といっても繰り越せるのはせいぜい3ヶ月分程度ということです。
他のプランについても同様な比率の上限額設定になっています。
無料通話枠の家族への適用を終了
「ずっとくりこし」の導入に伴い、余った無料通信分のご家族への適用については、2015年5月31日(日曜)で終了させていただきます。
問題はこれです。「ずっとくりこし」と引き換えに無料通話枠の家族への適用が中止されるとのこと。
今までは自分の無料通話枠が2ヶ月分繰り越された上で、それでも使い切れなかった分はファミリー割引を契約している家族の料金を補填するのに使えたわけですが、それが無くなるということです。
正直いって、ファミリー割引のメリット半減です。とても名前負けの「ずっとくりこし」と釣り合いが取れているとは思えません。
ファミリー割引グループ回線数の拡大
従来は10回線までとしていたファミリー割引グループに加入できる回線数の上限について、お客さまから「加入できる回線数を増やしてほしい」とのご要望を多くいただいているため、加入できる回線数の上限を20回線まで拡大します。
メリットが半減したファミリー割引の加入可能回線数を今更20回線にも倍増させて、うれしい人がどれほどいるのでしょうか?
ファミリー割引に縛られるのもそろそろ止め時か
自分の場合、ドコモ携帯はタイプSSバリューを契約し、実家の親と一緒にこのファミリー割引のサービスも含まれる「ファミ割MAX50」のグループに入っています。
自分は毎月1,000円分の無料通話枠を使い切ることはまずありませんが、それでも残しておけば親の料金が助かるかもしれないと思い、契約を続けてきました。しかし6月からはそれも意味がなくなります。
「ファミ割MAX50」の場合はまだ家族内通話無料というメリットが残っていますが、正直言ってそれほど頻繁に実家と長電話するわけではありません。
新規契約時のカケホーダイプラン強制から始まった最近のドコモの小口利用者への冷遇っぷりをみていると、7年以上契約を続けてきたこのドコモ携帯回線も、そろそろ見切りのつけ時かなという気がしてきました。
最近はMVNOでもMNPができますので、たとえば先日契約したmineoなら毎月+610円で番号そのままデータ専用回線から音声通話付き回線に移行できます。
また他キャリアへのMNPなら、条件次第では無料通話枠は無くなるものの毎月数円で2年間維持できる携帯電話などというものもあるようですしね。
ファミ割20回線までいけるようになると、シェアパックの子回線な最大19回線ぶら下げれるようになるので案外改悪ではないのかと思ってました。