ローソンと楽天の包括提携で新局面を迎えるコンビニポイント

昨日流れました以下のニュースを見て驚きました。

特報:ローソンと楽天、包括提携へ:日経ビジネスオンライン

以前に攻めるPonta、今度はドコモと提携でドコモのポイントがローソンで使えるようになることを書きましたが、まさか楽天とも提携するとは。

ローソンと楽天の包括提携

ローソン店舗で楽天が発行する「楽天スーパーポイント」の付与・利用を早ければ2016年夏にも開始し、全国のローソン約1万2000店舗で楽天が運営するEC(電子商取引)モール「楽天市場」の購入商品を2015年8月から順次受け取れるようにする。両社で新たに食品宅配事業も始めるほか、ローソン店舗で楽天モバイルの端末を受け取れるサービスも始める。

ということで、提携範囲は

  • 「楽天スーパーポイント」の付与・利用
  • 楽天市場」購入商品の受け取り
  • 共同の食品宅配事業を開始
  • 「楽天モバイル」の端末受け取り、一部店舗での端末展示

など多岐にわたる模様です。

個人的には楽天関連のサービスをあまり積極的に使うつもりはありませんので、一番メリットがありそうなのは楽天Koboや何かのキャンペーンで貯まった楽天スーパーポイントを消化する時くらいでしょうか。

一応+K Rポイントカードを作ってみたで書きましたようにコンビニで楽天スーパーポイントが使えるカードは作りましたが、サークルKサンクスは自宅の近くにはありませんので、これがローソンでも使えるようになるのは助かります。

崩れた使える共通ポイントは1種類だけという常識

それにしても、これによって今まではある意味暗黙の前提であった1つのコンビニチェーンで使える共通ポイントは1種類だけ、という常識があっさり崩れ去りますね。

また楽天スーパーポイントの取り扱いを独占契約していましたサークルKサンクスはファミリーマートとの経営統合を調整しており,いずれTポイントに移行することが予想されます。

これらが全て実施段階に入った時の大手コンビニチェーンとポイントとの関係は以下のような感じになると思われます。

コンビニポイント

図中に書きましたが、実は楽天は電子マネーEdyを買収したことで楽天スーパーポイントをEdyと相互交換可能としており、Edyを経由すれば現状でもポイントを各コンビニで使用することができます(ただし期間限定ポイントはEdyに交換不可)。

にもかかわらず今回あえてローソンとの提携に踏み切ったのは、ローソンのリアル店舗としての働きに期待しているのか、それとも更に他のコンビニチェーンとの提携にも手を広げていくのか。

今までの常識を打ち破るマルチポイントの時代を迎え、今後もしばらくは共通ポイントの動向から目が離せそうにありません。

訂正) 2015/07/31
この件、楽天・ローソン双方とも当社が発表したものではなく、現時点で正式に決定した事実は無い、というコメントを発表したようですね。
そう言いながら、後日実はそのとおりでしたという場合もありますが、現状では真偽がはっきりしません。しばらく推移を見守る必要がありそうです。

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