確定申告の方に気を取られていたら、国民年金2年前納の申し込みの締め切りである2月末がもうすぐそこまで迫っていることに気がつきました。
今年は2年前に支払った2年前納分が終了し、再び保険料を支払わなければならない年ですので、具体的な保険料などについて調べてみました。
今年の国民年金保険料
今年の保険料は厚生労働省が提示していいます以下のPDFファイルで既に告知されていました。
こちらによりますと、保険料月額は平成28年分が16,260円、平成29年分が16,490円 ということですね。
去年既に決まっていました平成28年分の16,260円は前年比+670円と大幅上昇していて、今後はどうなることかとかなり不安になりました。
しかし今回決まりました平成29年分の16,490円は前年比+230円ということで、さすがに去年ほどの引き上げは行われていませんでした。
ただ、これは景気が減速してきていることの1つの表れかもしれませんので、喜んでばかりもいられなさそうですが。
今年の支払い方法比較
この資料のデータを元に、また今年国民年金保険料を支払う場合の各種支払い方法に応じた2年分の支払い総額を比較してみました。
カードポイントは自分が使っているリクルートカードプラスの還元率が2%ですので、2%相当と仮定しました(各自、自分のカードの還元率に応じて補正してください)。
また、6ヶ月前納、1年前納の平成29年の割引率は現状はっきりわかりませんので、平成28年と同程度の比率で割り引かれると仮定して計算しました。
以下、支払い総額が多い順に並べます。
- 現金・口座振替で毎月納付 (割引無し)
16,260円 x 12ヶ月 + 16,490円 x 12ヶ月= 393,000円 - 口座振替 早割(通常より1ヶ月早く納付)で毎月納付 (1回あたり50円割引)
393,000円 – 50円 x 24ヶ月 = 391,800円 - 現金で6ヶ月前納 (1回あたりH28年:790円,H29年:800円(?)割引)
393,000円 – 790円 x 2 – 800円 x 2 = 389,820円 - 口座振替で6ヶ月前納 (1回あたりH28年:1,110円,H29年:1,130円(?)割引)
393,000円 – 1,110円 x 2 – 1,130円 x 2 = 388,520円 - 現金で1年前納 (1回あたりH28年:3,460円,H29年:3,510円(?)割引)
393,000円 – 3,460円 – 3,510円 = 386,030円 - クレジットカードで毎月納付 (割引無し、カードポイント2%)
393,000円 x 0.98 = 385,140円 - 口座振替で1年前納 (1回あたり H28年:4,090円,H29年:4,150円(?)割引)
393,000円 – 4,090円 – 4,150円 = 384,760円 - クレジットカードで6ヶ月前納 (1回あたりH28年:790円,H29年:800円(?)割引、カードポイント2%)
(393,000円 – 790円 x 2 – 800 x 2) x 0.98 = 382,024円 - クレジットカードで1年前納 (1回あたりH28年:3,460円,H29年:3,510円(?)割引、カードポイント2%)
(393,000円 – 3,460円 – 3,510円) x 0.98 = 378,309円 - 口座振替で2年前納 (1回あたり15,690円割引)
393,000円 – 15,690円 = 377,310円
というわけで、今年も2年前納が一番安いという結果は変わりませんでした。
クレジットカードを使う場合は、還元率が2%あれば2年前納とカード払い1年前納の差は1千円程度ですので誤差の範疇ですが、還元率が1%の場合は差が5千円近くまで広がりますので、2年前納の方がかなり有利になりますね。
前回2年前納していれば手続きは不要
ところで私は上でも書きましたように2年前に2年前納をしています。それが今回も自動的に継続されるのかが少し気になりましたので、念のため日本年金機構に電話で聞いてみました。
それによりますと、特に変更申請をしなければ継続的に2年前納で処理されるとのこと。具体的に引き落とされる保険料の金額はいずれ通知されるそうです。
引き落とし日は4月末日ですね。ここで引き落としに失敗すると今年分は毎月払いにされてしまうらしいので、口座残高に注意しておく必要があります。
なお、直近の4月から前納を始めるためには2月中に申請手続きを完了する必要がありますので、今回から新たに前納を始めようと考えておられる方は手続きをお急ぎ下さい。
おお、思い出させてくださいましてありがとうございます。
私はてっきり前納の案内が届くものと勘違いしていました。
さっそく、2年前納の手続きに行ってきます。