遅ればせながら今、MFクラウド確定申告とe-Taxを駆使して確定申告データの作成真っ最中です。
やっとMFクラウド確定申告に入っている仕訳データのチェックが終わり、2015年の収入と経費の具体的な値が見えてきました(普段から逐次仕訳はしていましたが、見直してみるとやはり時々漏れや間違いがあります)。
今年の国民健康保険 7割軽減は絶望的
徳島市の場合、国民健康保険料の均等割と平等割が軽減される条件は以下の通りです(平成27年度の場合、徳島市:国民健康保険 保険料の軽減についてより引用)。
2015年はネット収益が前年より増えており、それにポイントやキャンペーンで得た雑所得などを加えて経費を差し引き計算した所得だけで、すでに33万円を超えてしまいました。
したがって今年の国民健康保険の7割軽減適用は絶望的です。33万円は国民健康保険の基礎控除の額でもありますので、所得割もかかってきてしまいます。
あとはこれに投資関係の譲渡益や配当の所得を加えたとき、5割か2割の減額にすべり込めるかどうかといったところです(こちらはまだ集計中)。
個人型確定拠出年金をほぼフルに積み立てていることによる所得控除がありますので、所得税や住民税はまだ余裕で非課税ですが。
やはり青色申告をするべきか
そこで今更ながら注目しているのが青色申告です。一応、青色申告をすれば所得税や住民税に関して65万円の特別控除が受けられることは認識していました。
しかしこの特別控除が国民健康保険にも適用されるということは、うかつにも認識から漏れていました。控除が33万円の基礎控除しか無い国民健康保険でこそ、この特別控除は一番効きますね。今回算出した所得金額を見て改めて実感しました。
ただ青色申告で65万円の特別控除を受けるためには複式簿記で記帳し、貸借対照表と損益計算書を確定申告書に添付しなければなりません。
手動ではとてもできそうにありませんので、これをやるなら会計ソフトの助けを借りる必要があります。私の場合は今無料で使っていますMFクラウド確定申告を有料化することになりそうです。
MFクラウド確定申告の有料版は、電話サポートの無いベーシックプランでも年額8,800円かかります。
しかし以下の保険料率(徳島市:国保の保険料についてより引用)を見ると、65万円の特別控除があれば33万円の基礎控除を超える部分にかかる所得割が無くなり、さらに上記の均等割額と平等割額に対する減額も勝ち取れそうです。
また所得税・住民税についても還付される税金が増える可能性がありますので、十分元は取れそうです。
後の懸念はMFクラウド確定申告の助けを借りるとしても、本当に複式簿記での記帳が問題なくできるかどうかというところです。
2016年に入ってから今までに貯まっていますデータを練習台にして、複式簿記のシミュレーションをしてみようと思います。
なお、今まで白色申告をしていた人が今年分から青色申告を始める場合には、3月15日までに所轄税務署に青色申告承認申請書を提出しなければならないらしいので、あまり時間は無いですね。
とっとと去年分の確定申告を終わらせて検証作業に入りたいと思います。
私はサラリーマンですが、
去年より区分の不動産を取得したので今年から青色申告を始めましたが、
不動産の場合は65万円の控除を受けるには10室以上の規模が必要なようです。
不動産でない事業の場合はどれくらいの事業規模から65万円の控除が
受けられるのでしょうか?
65万円の控除は大きいので受けられるといいですね。