昨日Fire HD 8にGoogle Playのアプリをインストールする方法で書きましたように 楽天KoboとBookLive!のアプリをインストールすることで、Fire HD 8を汎用の電子書籍リーダー化する目処は立ちました。
そこで次は、Fire HD 8を動画鑑賞端末とすべく準備に取り掛かりました。
ストリーミングと録画データ再生
一言で動画鑑賞といっても、インターネットのストリーミングで観るのか、手元にある録画データを観るのかで話はぜんぜん違ってきます。
ストリーミングについては、現状私が使える唯一の有償動画配信サービスであるAmazonプライムビデオは、当然Fire HD 8でネイティブにサポートされています。具体的にはホーム画面から横に2回スワイプするだけで、プライムビデオ専用の画面が出てきます。
また無償のYouTubeなどについても、ブラウザから見るか専用アプリをインストールすれば問題なく再生できます。したがってストリーミング系については、標準の状態でも特に問題ありません。
残るは手元の録画データの再生ですが、うちではパナソニックのブルーレイレコーダーDIGA DMR-BWT550を利用していますので、これの録画データが直接参照できることが望ましいです。
DTCP-IP対応アプリを捜索
そのためには、以前DiXiM Digital TV for iOSの宅外視聴プレミアムオプションはもっと早く買うべきだったで書きましたDiXiM Digital TVのようなDTCP-IP対応の動画再生アプリが必要になります。
しかも実用的な無償のDTCP-IP対応アプリはおそらく存在しませんので、Fire HD 8で使う場合は課金を想定してAmazonアプリストア内から探す必要があります。
そこでAmazonアプリストアを検索してみると、いくつか「DTCP-IP」のキーワードに反応するアプリがありました。それらを1つ1つインストールして試していきましたが、最終的に実用に耐えそうだと判断できたのは1つだけでした。
Twonky Beamをインストール
それは動画/音楽/写真の再生/転送アプリTwonky Beamです。
このアプリ、本体は無料ですが、DTCP-IP対応の機能を使うためには700円の拡張機能を購入する必要があります。
ところが調べてみるとまずいことに、このTwonky Beamは年内で公開が終了してしまうようです。
ASCII.jp:録画番組の視聴アプリ「Twonky Beam」公開終了へ
あと2、3ヶ月で公開が終了してしまうようなソフトに課金すべきか迷いましたが、他に選択肢も見つかりませんし、公開終了してもすぐに使えなくなることはないだろうと思い、思い切って購入してみルことにしました。
購入については特にメニューなどはなく、DTCP-IP関連の機能を使用しようとした時点で課金のダイアログが出てきて、そこから購入することになります。
結果としては、無事DMR-BWT550内の録画データのストリーミング再生および、DMR-BWT550からデータをダウンロードしての持ち出し再生ができるようになりました。
ただ1つ誤算だったのは、データをダウンロードする場所を指定する機能が無く、ダウンロードデータは無条件で本体ストレージ内に格納されてしまうことです。
したがって本体ストレージが16GBしかないうちのFire HD 8では、あまり大量の録画データを持ち出すことはできませんでした。ダウンロード機能を使うのであれば、せめて16GBモデルではなく32GBモデルを選択しておくのが正解だったようです。
このため録画データのダウンロード再生については、引き続きストレージ容量が128GBあるiPhone 6s Plus上でDiXiM Digital TVを使うことになりそうです。
Twonky Beamについてはストリーミング再生は比較的サクサク動きますので、DMR-BWT550と組み合わせてポータブルテレビ的な使い方をしてみようかと思います(液晶テレビをつけておくより電気代が安く済みそうですし、音も良いので)。