今日の未明、いよいよ新型iPhoneが正式発表されましたね。
出てきたのは従来からの正常進化形のiPhone 8 / 8 Plus(発表前の噂ではiPhone 7s / 7s Plusと呼ばれていたもの)と、より未来を目指したというiPhone X(Xはテンと発音。発表前の噂ではiPhone 8と呼ばれていたもの)の2種類。
買うならiPhone Xだが
私の場合、iPhoneを買うとしたらその理由は業務などでどうしても必要というのではなく、定期的に最新のiOSデバイスに触れておきたいという興味本位のものです。
したがって、もし買うなら狙うのは中途半端な位置付けのiPhone 8 / 8 Plusではなく、最先端のiPhone Xの方ということになります。
ただこのiPhone Xは機能が最先端の分、お値段も史上最高峰なんですよね。
ラインナップは容量が64GBと256GBのモデルがありますが、価格は64GBの方でも11万2800円、256GBの方に至っては12万9800円もします。
今使用中のiPhone 6s Plus(128GB)の状況からみて容量が64GBでは明らかに足りませんので、買うなら256GBモデルということになります。そうなると上記の値段は税抜きですので、支払い額は14万円を超えることになります。
もはや余裕でパソコンが買えるレベルですね。
iPhone Xは何が変わったのか?
ちょっと気を落ち着かせるために、iPhone Xでいったい何が変わったのかを整理してみます。
発表されている情報によると、iPhone Xの主な特徴は以下のような点となっています。
- 5.8インチ 2,436×1,125Pixの有機ELディスプレイ(iPhone 8 Plusは5.5インチ 1920 x 1080Pix)
- サイズは143.6 x 70.9 x 7.7mmとiPhone 8 Plusの158.4 x 78.1 x 7.5mmよりiPhone 8の138.4 x 67.3 x 7.3mmの方に近い
- プロセッサはA11 Bionic + ニューラルエンジンM11モーションコプロセッサ(従来との性能比は不明)
- メインカメラの望遠側のレンズがF2.4とiPhone 8 PlusのF2.8より明るい
- ロック解除はフロントカメラを用いたFace ID(iPhone 8 / 8 Plusは従来通りのTouch ID)
- 無線充電に対応((iPhone 8 / 8 Plusも対応。ただし無線充電台は後から発売)
iPhone 8 Plusより大サイズ・高解像度の有機ELディスプレイを搭載しながらiPhone 8に迫るコンパクトさを実現しているところなどは確かに魅力的です。
しかし機能面から見ると、今のiPhone 6s Plusより新たにできるようになることは案外少ない印象です(新プロセッサで可能となるAIやAR関連の機能はまだよくわかりませんが)。
今のiPhone 6s Plusに対する不満の一つとしてApple Payが使えないことがありますが、これももし使えるようになったとしても今の生活パターンからしてそれほど頻繁に活用することは無さそうですし。
あとはキャリアの割引次第
以上のことを総合的に考えると、iPhone Xの発売と同時(10月27日予約開始、11月3日発売)にAppleから定価で買うことはまず無さそうです。
あとはキャリアの割引次第ということになりますが、最近はキャリアも端末の値引きは渋そうですし、予約開始が10月27日となると今のiPhone 6s Plusの2年縛りの無料解約期間(10月~11月)にMNPで乗り換えるのも厳しそうです。
これはもう覚悟を決めて、iPhone 6s Plusを少なくとももう1年(できればもう2年)使うことにしましょうかね。性能的には、今のところ特に不満はありませんし。