8月頭の分裂騒ぎが収まってからは上昇に転じ、9月頭には約56万円にまで到達したビットコインですが、その後は一転ずるずると下がり続ける相場に突入しました。
そして今週、さらにとどめを刺すようなニュースが飛び出し、大暴落の様相を呈してきました。
中国政府がビットコインの取引停止を示唆
そのニュースとは、中国政府が国内の仮想通貨取引所に対してビットコインの取引停止を強く求めているというものです。
当初はこのニュースを疑問視する声もありましたが、実際に中国の3大取引所「ビットコイン中国」「火幣網」「OKコイン」が9月末から10月末で業務を停止すると発表しており、取引停止は現実のものとなりそうです。
このニュースを受けてビットコインは一気に暴落しました。以下はbitFlyer Lightningから引用したビットコインの日足チャートですが、9月13日から15日の3日間だけで約47万円から約31万円とおよそ35%も下落しています。
ピークだった9月頭の約56万円から見ると、およそ-45%と半値近くまで落ちたことになります。
特に昨日9月15日の下髭がすさまじいでが、今のところはここが底で翌日の今日は少し持ち直しています。
現在の損益状況
今回のすさまじいビットコインの下落を受けて私の損益状況がどうなったかといいますと、以下がbitFlyerの現状の資産状況です。
今回の暴落に合わせてPeXのポイントをビットコインに変え、若干持ち高を増やしました。
現状の投入資金は現金21,000円、PeXポイント11,000円分の合計32,000円であり、収益率は+251%、倍率にすると約3.5倍となっています。
さすがに9月頭までの上昇期と比べると収益率は低下していますが、ここで本当に下げ止まってくれればまだ多少は余裕がある感じです。
またZaifで買っていますネムの方も、投入資金5万円に対して現状の評価額は約6万3千円と一応まだ収益率はプラスを保っています。
今回の暴落劇で再びボラティリティの高さを見せつけられた仮想通貨ですが、私の場合は投入金額がせいぜい数万円程度の現物取引のみですので、まだ落ち着いて見ていられました。
これがもし投入資金数百万円とか、あるいはハイレバレッジのFXや信用取引に手を出していれば、この一度で致命傷になっていた可能性もあります。
やはり先の読めない仮想通貨取引においては、投入資金量によるリスクコントロールが必須ですね。
今後はどうなる
さて今回のビットコイン暴落の引き金となった中国の取引停止ですが、今後はどうなるのでしょうか。
今のところの流れとしては一旦取引停止するのは確かなようですが、個人的にはその後ある程度の規制などの枠組みができたうえで再開するか、あるいは何らかの抜け道が開発されるのではないかと想像しています。
仮想通貨はネットさえあれば世界中どこででも取引できるものですから、一国の思惑だけで簡単にコントロールできるものではありません。
また中国人のお金に対する執着も相当なのものですから、資産を増やす、あるいは資産を保全するのに役立つものをそう簡単に諦めるとは思えないのです。
というわけで、私の場合はここで投入資金を大幅に増やすような大博打も打ちませんが、資金を全部引き上げるような手じまいもせず、現物ホールドを続ける予定です。
なんかもうクジ感覚で保有したほうがよさそうですね、今のところは。