既に確定申告の期間に入ってしまいましたが、今年の最大の課題は今回から初めて必要になります仮想通貨の税金計算です。そこでまずこれに集中して取り組んでいました。
その結果、仮想通貨損益計算サービスtax@cryptactを使用することで仮想通貨の税金を計算する目処が立ちましたので、今日はこれについて書いてみます。
tax@cryptactを選択した理由
仮想通貨の税金計算をサポートするサービスは今次々と登場していますが、tax@cryptactを選択した最大の理由は、私がメインに使用しています仮想通貨取引所bitFlyerがtax@cryptactの提供元CRYPTACTと業務提携し、bitFlyerとの親和性が非常に高くなっていることです。
実際bitFlyerの情報については、仮想通貨売買のデータはもちろん、ログインやチャットでのボーナス受け取りやハードフォークで受け取ったビットコインキャッシュなどについても、一発で取り込むことができました。
またbitFlyer以外でも、国内外の15の取引所および 1,680種類の仮想通貨に対応と非常にカバー範囲が広くなっているのも特徴の1つです。
tax@cryptact 取引所別対応状況(2018年2月11日現在)
取引所ごとの取引履歴の入手方法
対応済み通貨一覧
さらに対応していない取引所での取引やマイニングなどの情報についても、カスタムファイルというデータファイルをExcelなどで作成することにより、取り込むことができます。
少しマイニングなどにも手を出していました私は、このカスタムファイルにかなり助けられました。
実際にやった作業
さてここからは、取引所などの対象別に私が実際にやった作業について書いてきます。
bitFlyer
bitFlyerについては上でも書きましたように、取引履歴のデータをbitFlyerからダウンロードし、それをtax@cryptactにアップロードするだけでほぼ取り込み作業が完了しました。
ただ1点標準では対応できなかったのは、PeXポイントとの交換でビットコインを入手したケースです。このデータについては正常に取り込めませんでしたので、手作業で通常のビットコイン購入の場合と同様になるよう修正することで取り込みました。
Zaif
Zaifについてはネムの購入しか行っておらず、単純なケースのみでしたので取引履歴をダウンロードしてそれをtax@cryptactにアップロードするだけで取り込めました。
coincheck
今話題のcoincheckについては、私は仮想通貨の売買は行っていません。しかしチャットのボーナスで受け取ったビットコインが若干ありました。
チャットボーナスについては取引履歴上に出ないようですので、やむなくウォレットの履歴を表示してそれをExcelに取り込み、これを加工することでカスタムファイルを作成しました。
マイニング
マイニングについては日々の採掘量はどこからも入手できませんので、採掘結果をウォレットに取り込んだ時点の履歴データで勘弁してもらうことにしました。
NiceHashやcoincheckのハッキング事件の例もあり、ウォレットには結構小まめに取り込んでいますので、それほど大きな誤差は無いでしょう。
ウォレットから履歴データをエクスポートし、それを加工することでカスタムファイルを作成します。
なおマイナーな通貨についてはtax@cryptactが対応していても時価情報が無く、取り込みがエラーになるケースがありました。この場合は自力でカスタムファイルに時価情報を埋め込む必要があります。
私の場合はCryptocurrency Market Capitalizationsの該当通貨のHistorical DataをExcelに取込み、それを履歴データの日付と突き合わせることで時価情報をピックアップして埋め込みました(Historical Dataの価格はドルベースなので、カスタムファイルの決済通貨にもドルを指定します)。
というわけで、何とか仮想通貨に関する損益計算ができるようになりました。少し長くなりましたので、実際の損益額などについてはまた別途書きたいと思います。