昨日tax@cryptactで仮想通貨の税金計算で書きましたように、仮想通貨損益計算サービスtax@cryptactを使って2017年の仮想通貨に関する損益を計算しました。
今日はその結果について書いていきます。
2017年の仮想通貨損益
以下がtax@cryptactで計算した2017年の仮想通貨損益の結果です。
仮想通貨の税金を気にしている人ならもうご存知だと思いますが、仮想通貨は日本円で購入して保持しているだけでは税金はかかりません。売却したり他の仮想通貨や商品と交換したりして仮想通貨を手放したときに初めて、その利益分に税金がかかります。
私の2017年の仮想通貨との関わりは、ビットコイン、イーサリアム、ネム、リップルなどの購入とマイニングが主でした。
マイニングで得た仮想通貨についてはその時の時価で税金がかかりますが、私の場合これは分量が限られています。
あとは購入してのホールドが主で利益目的の売買はほとんど行っていませんでしたので、2017年の損益額は大したことはなかろうと計算前は高をくくっていました。
しかし計算結果を見てみると、上記のように利益が約25万円と投入資金(約12万円)が少ない割には結構な額になっていました。
利益内容の分析
ちょっと意外な結果でしたので、計算結果をみながら少し分析してみました。
tax@cryptactは計算結果の明細データをダウンロードできますので、それを取得してExcelで利益の内訳を集計してみると、以下のようになりました。
- 仮想通貨の売買益:約18万円
- 取引所ボーナスなどによる利益:約5.5万円
- マイニングによる利益:約1.5万円
予想に反して仮想通貨の売買益が約18万円と全体の7割以上を占めています。
私が2017年に行った仮想通貨売買の大半は、bitFlyerで行ったビットコインとイーサリアムの資産残高のバランスを取るための両者間の売買です。
基本的に値段が上がった方を売って下がった方を買うことになりますので、長期的には少しずつ利益が積み上がっていくだろうとは思っていましたが、1年でここまでの額になるとは思いませんでした。
そこでさらに明細の中身を分析してみたところ、2017年は仮想通貨が全般的に値上がりして行った年であったため、特に年後半はどの通貨間で売買したとしても売却した方の通貨についてそれなりの利益が計上されるということがわかってきました。
いわば2017年の上昇相場特有の現象ですね。2018年は年頭から仮想通貨の価格が崩れていますし、ここから更に値が下がっていくようですと、今年は逆に何をやっても損失が出るという年になる可能性もありそうですが(そうなると損益通算や繰越ができない雑所得扱いはやはり厳しいですね)。
というわけで、今年の確定申告では仮想通貨について雑所得を約25万円計上することになりました。
所得控除枠が色々ありますので所得税や住民税には影響が無さそうですが、少なくとも国民健康保険料は上がりそうですね。
これで今年仮想通貨が暴落して含み損にでも転落したら、泣きっ面に蜂です。そうならないことを祈りたいところです。