昨日PC不調で強制的にタブレット生活で書きましたPC破損の件ですが、復旧作業がどうにか一段落しました。
最初に試していましたファイルシステム修復は結局うまくいかず、Windows全体をバックアップから復元することになりました。
Windowsバックアップからの復元は思いの外面倒
一応最低でも週に一回程度はWindowsの標準機能である「バックアップと復元(Windows 7)」というのを使ってバックアップを取っていましたので、最悪でもその時点までは簡単に巻き戻せると考えていました。
しかし実際にやってみると、色々と想定外のことが発生しました。
まず今回はWindows 10が完全に起動しなくなっていましたので、Windowsのリカバリメニューの中の「イメージでシステムを回復」という機能を使い、あらかじめバックアップしてあったシステムイメージから復元を行いました。
これで一応起動するようにはなったのですが、システムイメージをバックアップしたのがこのInspiron 15 ゲーミングを購入した直後の約1年前であったため、マシンの中身が全面的に1年前に巻き戻されてしまいました。
その後も定期的に「バックアップと復元(Windows 7)」のバックアップは行っていましたのでその分も反映されるのかと思いましたが、どうもそうではなかったようです。
その後の定期バックアップ分については「バックアップと復元(Windows 7)」の中の「復元」という機能でリストアできましたが、それでも最近インストールしたアプリなどでは復元されないものがありました。
また私は個人で作成したデータのほとんどはDropBox上に格納していますが、このDropBoxのデータも「復元」時に上書きされてしまい、せっかくリアルタイムで同期していたDropBoxデータが1週間分ほど巻き戻されるという現象も発生しました。
一応DropBoxにはファイルの履歴機能がありますので、ファイルを手動で最新状態に戻すことはできます。しかしフォルダ全体などを一括して復元する機能は無いようですので、気が付いたファイルを逐次手動で復元するしかないようです。
というわけで一応PCは起動可能状態に戻ったものの、色々と不安の残る再出発となりました。
仮想通貨のウォレットも何とか復旧
今回PCのディスクが飛んだ時、一番不安に思ったのが仮想通貨のウォレットです。
TREZORで使っていますTREZOR walletやMyEtherWalletはWeb版ですのでそれほど心配はないのですが、ファイルがローカルにありますネムのnano Wallet、モナーコインのElectrum-Mona、BitzenyのBitZeny Coreなどについては、格納していた仮想通貨が消えてしまわないか冷や汗ものでした。
これについては今回は幸い、ディスクのバックアップデータと別途取得してありましたウォレットのバックアップデータを組み合わせることで無事全てを復旧することができました。
今くらいの運用規模の段階でこの復旧作業を一度試せたのは、不幸中の幸いだったかもしれません(現在仮想通貨が暴落中とはいえ、保有量全体での価値はまだ数十万円はありますので、万一これが消えてしまっていたら今でもPCを失う以上のダメージですが)。
バックアップについてはまだMacOSがうらやましい
それにしてもWindowsのバックアップ機能の使いにくさは何とかならないものでしょうか。
MacBookで色々トラブルがあって今のInspiron 15 ゲーミングに移ってきた私ですが、いまだにバックアップについてだけはMacOSのTime Machineの手軽さがうらやましいです。ファイルの履歴がすべて自動で保存されますし、復元も一発ですべて終わりますしね。
Windowsでも専用のバックアップソフトを買えばこれに迫るものはあるのでしょうか。今回の件で数千円程度ならバックアップソフトにも投資しても良いかと思い始めています。