以下のCNTさんの記事で、ユーザー間の送金やネットショッピングの決済に利用できるウォレットサービスアプリKyashがリアルカードの提供を開始するとこを知りました。
Kyashとは
Kyashの存在は今まであまり意識していなかったのですが、アプリにあらかじめ現金をチャージしておくことで友人間での送金や割り勘を簡単に行えるようにしたり、バーチャルのVISAカードを発行することでネット決済を可能にしたりする、というのが本来の目的のようです。
いわば、私も少し前まで使っていましたLINE PayとLINE Pay カードに近いイメージのサービス内容のようですね。
リアルカード提供と2%還元開始
そのKyashがVISAカード対応の実店舗で使えるリアルカードの提供を開始したとのこと。
それだけであれば「クレジットカードを作れない人には便利かもね」という程度の話ですが、そこに2%還元という話が付いてきていて俄然興味をひかれ始めました。
Kyashのキャッシュバックの詳細は以下のページで確認できます。
こちらによりますと、キャッシュバックの対象になるのは
- Kyashバーチャルカードでの決済
- Kyashリアルカードでの決済
とのこと。リアルカードでの決済が対象になるということですので、これはこの6月から2%還元を取り止めたばかりのLINE Pay カードの抜けた穴を埋めるサービスになる可能性がありそうです。
なおキャッシュバックの計算方法については
- 当月分の支払い金額に対して2%を翌月末までにKyash残高にキャッシュバック
- キャッシュバック金額は1円未満切り捨て
- 「当月分の支払い金額」とは合計ではなく取引ごと
ということです。月間の支払い金額の合計ではなく取引ごとの計算なのがやや残念ですが、それでもLINE Pay カードのように100円毎に2ポイントという計算ではないので少額決済でもロスは少なそうです。
更にCNETさんの記事には
クレジットカードからのチャージであれば、ポイント施策を展開するカード会社であれば、ポイントを“二重取り”できる可能性があるという。
という記述がありますので、場合によってはポイント2重取りの可能性も見えてきて夢が膨らみますね。
ちなみにチャージ用に登録できるクレジットカードはVISAとMasterだけのようですので私のメインカードであるリクルートカードプラスは使えませんが、それでもリクルートカードや楽天カードあたりを登録してもしチャージ時にもポイントが付けば、トータル3%以上の還元率が実現できます(本当に付くかは現状不明)。
とりあえずリアルカード申し込み
Kyash自体は登録、審査不要で手数料・年会費も無料ということですので、登録時に若干の個人情報を取られること以外には大きなデメリットは無さそうです。
そこで、とりあえずスマホにアプリをインストールしてユーザー登録し、リアルカードを申し込んでみました。
大まかな流れは以下のような感じです。
- スマホにKyashアプリをインストール(iOS版とAndroid版あり)
- アプリを起動してユーザー登録(facebookアカウントまたはメールアドレスで登録)
私がやったメールアドレスでの登録では本名、生年、電話番号などの入力が必要で、メールアドレス認証とSMS認証がありました - 専用の申込みフォームでリアルカードを申し込み
これで1週間ほどでリアルカードが到着するはずですが、とりあえずKyashアプリはすぐにでも使える状態になりました。
ただクレジットカードチャージ時にポイントが付かなければ2%還元のリクルートカードプラスがある私にはあまり意味がありませんので、とりあえずリアルカードが到着してから日常の少額決済で試してみたいと思います。
一方、1%程度の還元率のクレジットカードしか持っていない方は、Kyashを通すだけで還元率が少なくとも2%に底上げされるわけですから、十分使用を検討する価値があるのではなでしょうか。
Kyashは使いこなせば色々便利に使えそうですので、願わくはLINE Pay カードのように1年程度で還元率改悪なんてことにならないことを祈りたいところです。