先日老後は別荘地に住むという選択肢もありかで、老後に家を買うなら別荘地を選択するのが良いかもという話を書きました。
それを補強するような話がまた東洋経済オンラインに載っていました。
ゴミもまともに出せない田舎暮らし
それがこちらの記事です。
こちらは田舎暮らしにあこがれて、東京から山梨の古民家に移り住んだ30代夫婦のお話です。
まず何が驚きかというと、立派なゴミ集積所があるのにそこは組(集落)のものだからと使用を拒否されたというお話です。ならばちゃんと会費を払うので組に参加させてほしいと頼んでも、組長(町内会長)の「よそ者は入れない」という一声で拒否されたとか。
ゴミ出しという非常に基本的な住民サービスでさえ、役所に相談しても担当者もその集落の一員なのでらちが明かないというどうしようもなさ。
さらにこの方の場合は移住に当たって役所の窓口に何度か足を運んで生活の仕方などを聞いていたにもかかわらず、事前にはそのような事情は教えてもらえなかったそうです。
こうなるともう、役所ぐるみで移住詐欺をやっているようにさえ見えてきますね。
その他にも田舎らしい因習が色々
その他にも、保護者会の役員になってちょっと質問をしたら、「厄介者」というレッテルを張られ保護者会の面々に「呼び出し」を受けた話とか、その「厄介者」のレッテルがブラックリストとして受け継がれて延々と村八分同然の扱いを受け続けるという話は、もはやコントのような世界です。
こんなテレビや小説の中でしかありえ無さそうなことが実際に行われている地区が、まだ日本にはあるのですね。
これだからやはり田舎暮らしを始めるというのは一種のギャンブルと捉え、やり直しをする余力を残しておいた方が良さそうです。
ここでも別荘地が救いに
ではこの夫婦はその後どうなったのかというと、別の移住者夫婦の紹介で移住者が多い別荘地域に移転したとのこと。
そこでは周囲の目を気にせず東京・大阪などからの移住者や、やはり集落暮らしに耐えられなかった地元出身の友人夫婦らと心豊かな日々を過ごしているそうです。
ここでも前回の記事と同様、別荘地が田舎への移住者の救いになったのですね。
前の記事を書いた時点では引用元の記事は別荘地での成功の希少なサンプルかとも思っていましたが、こういう情報が重なるとそうとも言えなくなってきますね。
やはり都会から田舎への移住を目指すなら、別荘地というのは心に留めておくべきキーワードのようです。
この記事、ツイッターでもピノキオさんが紹介してて僕も思わず読んでしまいました。
ほんとコントのような話ですよね、メディアですから多少は大げさに書いてるにしても、ありえる話ですね。排他的田舎の因習にますます嫌悪感が出ました。
自治体の移住援助ってよく家を買う事が条件になってますけど、絶対買わないほうがいいですね。買って移住してから実はこうでしたっていう詐欺案件が一杯ありそうです。
移住するにしてもお試しで賃貸で色んな所を渡り歩いて最終的に決めるような感じがいいでしょうね。