父親の死去に伴う公的機関に関する手続きはほぼ市役所で済ませられたのですが、年金に関するものだけは年金事務所でないとできないと市役所で言われ、母親を連れて年金事務所まで行ってきました。
書類を書きまくってどうにか手続き終了
ところが年金事務所に行ってみると、その手続きは年金相談センターというところでやっているということで、更に別の施設に振られました(まあ年金事務所のすぐ近くでしたのでそれほど手間はかかりませんでしたが)。
やっと年金相談センターに辿りついて手続きが始まると、今度は書類攻めです。父親や母親の名前、住所などを何枚もの書類に書かされます。
あれは視力や認知力などが弱っている老人にはかなりきつそうですね。うちの母親もはなから諦めて、全て私にお任せ状態でした。
関連する施設のちらばり具合といい、書かなければいけない書類の煩雑さといい、やはり日本の年金制度ってまだまだ非効率なようですね。
母親の受け取れる年金は半減
さて、今回の手続きの本来の主旨は父親の死去に伴ってその年金を停めてもらうということですが、家族として一番関心があるのは今後母親がどのくらいの年金を受け取れるのかということです。
これについても一連の手続きが終わった後で試算した書類を出してくれましたが、それによりますと金額は父・母で年金をもらっていた時の約半額になるようです。
よく夫が亡くなった時妻が受け取れる遺族年金については生前の3/4という数字がでてきますが、夫がもらっていた年金のまるまる3/4がもらえるわけではないのですね。
まず遺族年金については厚生年金が対象ですので、夫の基礎年金部分については完全に消滅します。
また厚生年金部分についても、その3/4から妻が厚生年金を受け取っていればその分が差し引かれますので、さらに金額が下がります。
結果として、上記のようにうちの母親の場合は金額としては以前の約半分ということになりました。世帯人数が2人から1人になっても通常は生活費が半分になるわけではありませんので、なかなか厳しそうです。まあうちの場合は実家が持ち家ですので、家賃がかからない分だけまだましですが。
以前は私が帰省した時や姉夫婦が訪ねてきたときなどには食事などで結構大盤振る舞いをしてくれていましたが、今後母には意識を入れ替えてもらってもう少し財布の紐を引き締めてもらわないといけないようです。
まあそれでも、一生賃貸で暮らしていきたいと考えている私がもらえる年金額よりも多分まだ多いのですけどね。