タイムラプス動画でBSアンテナ不調の証拠集め

先日ブルーレイレコーダーを買い換えたで書きましたBS不調の件ですが、レコーダーと接続ケーブルを新品に買い換えても問題が解決しないということは、やはり建物のアンテナ系統に異常があるとしか考えられませんので、管理会社に連絡してみました。

管理会社の反応悪し

現象は先日も書きましたようにBSの番組が昼間は正常に観られるのに、夜間に録画予約しておくと正常に録画できない(画面が崩れる、録画が途中で打ち切られるなど)というものです。

管理会社に電話でそう説明したのですが、昼間に正常に映っているのならばアンテナの異状とは考えられず、レコーダーや接続上の問題ではないのか。購入した販売店やメーカーに相談してほしい、という反応でした。

もう一つ管理会社がアンテナの異状を否定する根拠としては、他の部屋からはそのような苦情は寄せられていないというのもあるようでした。

しかしこちらとしてもすでにレコーダー・接続ケーブルを買い換えて試していますので、販売店やメーカーに相談してどうにかなるとも思えません。

その点を強調してとりあえず、管理会社の設備担当の人に状況を確認してもらいに来てもらうことになりました。ただし調べてアンテナに異状が見つからなかった場合は、調査の費用はこちら持ちになるという念押し付きです。

タイムラプス動画で夜間の状況を確認

管理会社と話した感触では、たとえ調べに来てくれてもそれは昼間ですので、通り一遍の調査をした上で異状なしと判断される気配が濃厚です。

それでは何の解決にもなりませんので、何か決定的な証拠を押さえる必要があります。しかし異常が発生するのは夜中で、私は夜は実家に戻っていますので直接は確認できません。いっそ一晩だけ借家に泊まり込んで徹夜で確認しようかとも思いましたが、録画異状は必ず毎晩発生するわけでもありませんので、空振りするとダメージが大きいです。

いろいろ考えた末、夜間テレビをつけっぱなしにしてその画面をスマホで撮影することを思いつきました。

とはいえ私が夕方に借家を去ってから翌朝までとなると優に10時間を超えますので、普通のスマホの動画撮影では画質を落としても限界が来そうです。そこで生まれて初めてタイムラプス撮影を使ってみることにしました。

ただメインに使っていますGalaxy Note9とiPhone SEはPCの通信手段も兼ねていますので手放したくありません。そこで楽天モバイル契約時におふろスマホとして使うために入手しましたAQUOS sense4 liteを利用しました。

AQUOS sense4 liteは電池持ちの良い機種ですが、それでも一晩連続録画となると持つかどうか怪しいのでUSBケーブルをつないで給電します。そしてダイソーで買ったスマホの首掛けホルダーを流用し、スマホをテレビ画面が撮れるように設置しました。

テレビの方はBSのアンテナレベルが表示される画面にし、途中で電源が切れないようにオートパワーオフ機能を切ります。

こうして撮影できた映像がこちら。

見事に夜間に信号レベルが低下し、画面が乱れていることが確認できました(実際には動画ですので、信号レべルの推移なども確認できます)。

タイムラプス撮影を最低の5秒間隔に設定しましたので、録画サイズの方も一晩で500MB程度に収まりました。一晩分通して見ても3分半程度の動画です。

この動画から、信号レベルが夕方頃から推奨値の36前後に落ち始め、夜間は推奨値付近かそれ以下の状況を行き来して、夜が明けて朝9時頃になるとまた正常値の50以上に復帰することがわかりました。

なぜこんな動きになるのかは今のところ不明ですが、この動画を見せることで管理会社の人にもこちらの機器の問題ではないことが伝わりました。

アンテナなどの調査はこれからですのでまだ問題自体は解決していませんが、どうにか事態を前に進めることができました。

それにしても今回は苦肉の策でしたが、スマホの動画撮影機能にこんな使い方があったというのは我ながら新鮮な驚きでした。

そういえば最近、学校で録音機能が動いたままのタブレットを教師に返却したせいで職員室の会話が生徒に漏れてしまったなんていうニュースもありましたね。

こういう機器を誰でも持っていて自由に使える社会というのは、うまく使えば無限に可能性が広がるものの、悪用されれば諸刃の剣にもなるなかなかシビアかつ面白い世界ですね。

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