「無料」から稼ぎを生み出すアイデア

ブログのアイキャッチ画像を探すために画像素材サイトの横断検索サイトタダピクを見ていたら、こんなページができているのを発見しました。

ブラックジャックによろしく 無料画像素材集 / タダピク(tadapic)

漫画「ブラックジャックによろしく」のコマを切り出し、カテゴリ分けして画像素材として提供しているページです。

漫画家 佐藤秀峰氏の作品「ブラックジャックによろしく」が二次利用フリーになり、各種電子書籍サイトなどで無料で配信されていることは既に知っていました。実際 私もKindleに全巻ダウンロードして楽しませてもらっています。

二次利用フリーということなので、これを使ってなにか利益を生み出せないかというのも少し考えましたが、ピンと来るアイデアは思いつきませんでした。実際に書籍以外の形で使用されている実例を見かけるのも、ボケてのお題で使用されていることくらいです。

そうこうしているうちに見つけたのが上のページです。一目見てなるほど、こういう使い方があったかと関心しました。シーンのカテゴリ分けに加えて、吹き出しのある画像はその中の文字を消すなど、ユーザーが二次利用しやすいように工夫しているのはさすがです。タダピク自体が無料のサイトですので、これが直接収益を上げているわけではありませんが、サイトのアクセスアップに貢献しているのは間違いない思います。

また無料でのデータ公開ということでは、主に著作権が切れた書籍の文字データを起こして公開する青空文庫も有名です。こちらについても、いくつかの有名小説のデータを単に電子書籍の形に加工しただけで有料で販売しているケースが見受けられますが、あまり好きにはなれませんし、それほど成功しているようにも見えません。

やはり無料のものを単に流用するのではなく、ユーザーに何らかの付加価値を提供するアイデアを付け加えることが、無料から収益を生み出すポイントだと思います。

個人的には、青空文庫のデータに何らかの加工や集計を加える事で読む以外の用途を開拓できないか、あるいは青空文庫をより読みやすくする、現状のリーダーを超えるアプリを開発できないか、というようなことをかねてから考えています。残念ながら、これは というアイデアがまだ出てきていませんが。

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