帰省していた実家から帰ってきて恐る恐る体重計に乗ってみたところ、やはり体重が2kgほど増えていました。まあ帰省時には毎回この程度は増えますので、またかという感じです。
増えた理由ははっきりしていて、普段以上に飲み食いすることです。通常は週末だけ、それも缶ビール1本程度なのが、帰省中は毎晩何本も飲んでしまいます。また、料理やつまみもたくさん出てきます。
親の「もったいない」という感覚
それともう一つ影響しているのが、両親の「もったいない」という食習慣です。親は戦時中を体験したせいもあってか、基本的に食べ物を残しません。一旦作ったり買ってきたものは、冷蔵庫に保存して何日かかけてでも食べつくします。
親がそういう食事をしているとこちらも気を使い、あまり欲しくない料理も極力食べ残しがでないように食べてしまいます。これが体重増加に更に拍車をかけます。
普段は「もったいない」という感覚を封印
帰省中はこういう特殊事情がありますが、自分はダイエットを始めて以来、普段の生活では食べ残しに対する「もったいない」という感覚は封印するようにしています。つまり、食べている途中でもう欲しくないと感じたら、「もったいない」という理由でそれ以上無理に食べることはしません。
もちろん食事についても節約を心がけていますので、保存の効くものなら取っておいて後で食べることも考えます。しかし外食でそうできないときや、調理法で保存が効きそうにないものについては、迷わず処分します。
というのは、そこで無理して食べてもトータルとしてメリットがないと考えるためです。牛のように食べたものを胃袋から取り出して再度味わえたり、リスやハムスターのように頬袋に貯めておけるのなら別ですが、人間が一度に必要以上の食事をとっても、後に活かすことはできません。
それで次回以降の食事の量が減ることもあまり無いですし、そこで摂取した過剰なカロリーが肥満の原因となって成人病にでもなれば、その治療で更に余計なコストがかかります。
また「世界には日々の食事に困っている人もいる」ということも頭をよぎりますが、ここで無理して食べても、それで食料の節約になって困っている人たちに届けられるわけでもありません。
あえていえば、食べきれない量の料理を注文したり作ってしまった時点でその勝負は付いているのです。後から無理して全部食べても、挽回はできません。
「もったいない」にこだわるなら料理ができる前が勝負
どうしても「もったいない」という感覚にこだわりたい人は、食べきれる料理を注文したり、食べられる量だけを作るなど、料理ができる前のコントロールに集中すべきでしょう。
これであれば、結果的に食材の節約になって他の人の助けになる可能性が出てきますし、自分の食費の節約にもなります。更に摂取カロリーも減ってダイエットできれば、いうことはないですね。