内職・副業関連のホームページなどを見ていると、必ずといっていいほど出てくるのが古本を転売する「せどり」の話です。
自分も以前から興味がありましたので、昨日のマンガの電子書籍から名場面集を作るに引き続き、時間が取れなくてできなかったことを連休にやってみようシリーズの第2弾ということで、ブックオフに行ってせどりを試してみることにしました。
せどり用アプリの準備
といってもこちらは素人で古本の目利きなどできるわけはありませんので、本の選択はスマホのアプリ任せということにします。
自分が持っているのはAndroidスマホなので、GoogleのPlayストアで「せどり」で検索をかけてみると、山のようにせどりアプリが出てきました。
その中から、比較的評価の良かった「せどりスカウター」という無料アプリをインストールしてみます。
起動した初期画面はこんな感じで、ISBNやJANコードの手入力、内臓カメラでのバーコード読み取りなどに対応しています。
試しに手元にあった本の裏にあるバーコードを内蔵カメラでスキャン(カメラ画像内に表示される赤い枠内にバーコードを捉えるだけ)してみたところ、数秒でコードが読み取られて中古価格などのAmazon情報が表示されました。非常によくできています。
ブックオフの思わぬ抵抗
アプリの準備ができましたので、いざブックオフへ出発します。店内に入ると、やはりまず漁るべきは100円コーナーかなということで、一直線にそちらへ向かいます。
ところが、いざ100円本の一冊を手にとって見たところ、目に飛び込んできたのはバーコード全面を覆い隠す値札です。
試しに他の本も何冊かみてみましたが、すべて見事にバーコードを隠すように値札が貼られていました。これは意図的にやっていますね。
バーコードの上のISBNコードの数字までは隠されていないところがせめてもの情けといった感じです。
というわけで、せどり素人の初挑戦はものの数分で挫折という結果に終わりました。もちろんコードの数字を手打ちすれば検索はできるのですが、効率はかなり落ちそうです。
ブックオフせどり禁止の流れ
帰ってネットで調べてみると、どうもブックオフではせどりはあまり歓迎されていないようですね。
ブックオフせどり全面禁止について | せどり猫の月100万円稼ぐためのブログ
特にバーコードをスキャナやカメラで読み取る行為は「ビームせどり」と呼ばれ、全面禁止している店もあるとのこと。
せどりといえども店の商品を買ってくれるわけですから、それほど邪険に扱わなくてもなどと素人としては思ってしまいます。
しかし、最近はせどり参加者が増えたせいか本を粗末に扱う、本の配置を荒らして戻さない、本の入ったカゴで通路を塞ぐなど、せどり以前のマナーができていない人も増えているようです。
さらに以下のように、せどり禁止を希望する客も出てきており、せどりへの風当たりはなかなか厳しいようです。
ブックオフはなぜせどりを禁止にしないのでしょうか?して欲しいのですが。 – Yahoo!知恵袋
やはり楽してお金を稼げる方法がネット上に転がっている、というようなおいしい話なかなか無いものですね。
ブックオフはヤフーと提携して、自前でネット販売をするようですね。
せどりの存在やアマゾンとの価格差に、ブックオフが気づいたのは、もう5年10年経つでしょうから、ブックオフ自前で買取後にネットで販売したり、アマゾンとの価格差を埋めたりして、せどりはとっくに成り立たなくなっているものだと予想していました。
しかし、Androidのアプリまで出ているということは、いまでも100円の商品が結構価格差があったりする場合もあるのでしょうかね。