8月の終わりが近づいてもまだまだ暑い日が続いていましたが、昨日頃から少し涼しくなってきましたね。
そういえば、今年は退職後初めて本格的な夏を迎えるので、エアコン代節約のために夏は図書館通いでもするか、などと考えていたのを思い出しました。
しかし実際のところは、実はまだ一度も図書館には足を運んでいません。そこで、暑い日の図書館通いは本当に節約になるのかを少し考えてみました。
節約できる電気代
まず図書館に行くことによって節約できる電気代を考えてみます。
以前に猛暑でエアコンの電気代急上昇で書きましたように、猛暑日のうちでのエアコンの消費電力は238Wでした。
図書館で思い切りねばって10時間過ごしたとしても、それで節約できるエアコンの電気代は1kWh=25円として、
238W × 10時間 ÷ 1000 × 25円 ≒ 60円
程度です。
図書館に行くのにかかる費用
一方、図書館が徒歩や自転車で行ける距離にあればいいのですが、そうでなければ行き帰りにもコストがかかります。
うちから最寄りの図書館までは片道約3kmあります。自転車なら行けなくはない距離ですが、現状自転車は持っていませんので軽自動車で行くと仮定します。ガソリンが165円/Lで軽自動車が15km/L走るとすると、往復でかかるコストは、
3km × 2 ÷ 15km/L * 165円/L ≒ 66円
となります。これだけでも既に赤字です。電車やバスなどの公共交通機関を使うと、もっと差は広がるはずです。
更に、外出したことによって外で食事をしたり飲み物を買ったりすると、追加の出費が増えることになります。
節約のためだけなら家に居たほうが良い
以上のことから、エアコンの電気代節約だけが目的ならば、無理に図書館に行くよりは家でおとなしくしていたほうが低コストということになりそうです。
元が取れるとしたら、徒歩や自転車で気軽に行ける距離に住んでいる人くらいでしょうか。その場合も外で買い食いなどをしてしまうと、簡単に節約分が吹き飛びます。
もちろん、図書館には本が無料で読めるというメリットが有りますので、それ目的の人はどんどん利用すればいいと思います。しかし自分の場合、最近は無料や低コストの電子書籍の方にハマっていますので、その点でもあまりメリットが感じられません。
結局図自分の場合は、図書館には行かなかったのが正解だったということになりそうです。
いつもながら分析が細かいですね、素晴らしいです。
私の場合は今サラリーマンをやっている定期券の範囲内で図書館に行けますし、そこは家から自転車でも行けるので行くと思いますが、リタイア後に電車代をかけてまで涼むためだけに行くことはないということですね。