先日、E-Inkのマンガの読み易さを再認識、そしてKindle Voyageが欲しくなってきたで書きましたように、最近はKindleの無料公開マンガをKindle Paperwhiteで読むようになりました。
そうなりますと、Kindle Paperwhiteには4GBしか容量がありませんので、当然読むものから順次ダウンロードしていくことになります。
購入冊数が1,000冊を越え、書籍を探すのが難しくなってきた
新規で購入してすぐ読む場合はそのタイミングで配信先をPaperwhiteに指定すればいいのですが、問題は以前に購入してまだ読んでない本を探してダウンロードする場合です。
ご存知のように、Kindle端末には「クラウド」と「端末」の2つの画面モードがあります。「クラウド」はクラウド上にある購入した全書籍を参照するモードで、「端末」は端末上にダウンロードしている書籍を参照するモードです。
まだダウンロードしていない書籍を探す場合には「クラウド」モードを使うことになりますが、ここで問題は既に読んだものも含めて購入した全書籍が一覧表示されることです。
書名がわかっていれば検索して絞り込むこともできますが、そうでなければ一覧を延々とページめくりしながら探していくことになります。しかも既に読んだ書籍も含まれているため、なおさら探しづらいです。
自分の場合、既にKindleでの購入書籍数が1,000冊を越え、だんだん収拾がつかなくなってきました(大半が無料本ですが)。
Kindleのコレクション機能
そんなとき、Kindle端末にはコレクションという複数の書籍をまとめて管理する機能があります。イメージ的にはOSのファイルフォルダのようなもので、コレクションに書籍を登録しておけば、それらだけを絞込んで表示できます。
ただし、このコレクションで直接書籍の未読を管理しようとすると、書籍を購入するたびに忘れずにコレクションに登録し、読み終わったらコレクションから外すという煩雑な操作が必要になります。
従ってどちらかといえば、読み終わった書籍をコレクションに登録すると、一覧上ではそれが表示されなくなる、という動きのほうが望ましいです。
実はKindle端末には、これを実現する機能が備わっています。
コレクションを使用して既読書籍を隠す方法
Kindle端末の書籍一覧画面の上部には、3つの選択項目が並んでいます。
左側には「クラウド|端末」と表示されており、これは上述の「クラウド」モードと「端末」モードを切り替えるものです。
真ん中は、以下のような選択肢の中から表示対象を選ぶものです(選択内容によって表示が変わります)。
- すべてのアイテム
- 本
- 定期刊行物
- ドキュメント
- コレクション
- Active Content
右側は、以下のような選択肢の中から一覧表示のソート順序を選ぶものです(選択内容によって表示が変わります)。
- 最新
- タイトル
- 著者
- コレクション
既読書籍を隠す手順としては、まずコレクションを作成し、そこに既読となった書籍を登録します。コレクションはKindleのメニューから「新しいコレクションを作成」を選び、名前とふりがなを入力すれば作成できます。
コレクション新規作成直後には、書籍一覧からそのコレクションに登録する書籍を選択する画面が出てきますので、そこで登録する既読書籍をまとめて選択すれば手っ取り早いです。
既読書籍のコレクションが出来上がりましたら、上記の一覧画面上部 右側のソート順序の選択肢より「コレクション」を選択します。
すると一覧表示の先頭にコレクションが表示され、その後に書籍の一覧が続きます。ここでその一覧には、コレクションに登録されている書籍は表示されません。つまり、既読書籍のコレクションがあれば、既読書籍を除いた一覧表示が実現できます(他のコレクションがあれば、その分も除外されます)。
なお、ソート順序の選択が「コレクション」以外の場合は、コレクションに登録されている書籍も一覧上に表示されます。
また、一覧画面上部の真ん中の表示対象の選択肢にも「コレクション」がありますが、こちらはコレクションのみを表示する機能ですので、間違えて選択しないようご注意下さい。
Kindleアプリでは使用不可
iOSやAndorid上で動くKindleアプリでもコレクションは使用でき、コレクションの内容もちゃんとKindle端末と同期されます。
しかしKindleアプリには、今のところ一覧のソート順序に「コレクション」を指定する機能がありませんので、ここで述べたテクニックは使えません。
この点でも、今のところKindle Paperwhiteなどの専用端末はKindleアプリより一歩抜きん出ていることになります(Kindle Fireで可能かは未確認)。