最近の通貨安を受けてSBI FXトレードでの買付量を少し増やすべく、最近は各通貨について数百銭刻みで複数の買い注文を出すようにしています。
すると、今日の昼過ぎに大量の約定通知メールが一斉に送られてきました。
豪ドル・NZドル暴落
何が起こったのかとSBI FXトレードのアプリで確認してみたところ、オセアニア通貨の豪ドル・NZドルがえらいことになっていました。
チャートは30分足で右上が豪ドル、左下がNZドルですが、いずれも1時間ほどの間に1円以上も下落しています。豪ドルに至っては2円近いですね。
原因はRBA(オーストラリア準備銀行)が行った豪ドルの予想外の利下げ(2.50%→2.25%)のようです。
豪ドル90円割れ、予想外のRBAの利下げで1年ぶり安値 | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters
豪ドルで2円の下落といえば2%以上ですから、もし25倍のフルレバレッジで買っている人がいれば、この1時間ほどで50%以上の資産を失ったことになります。ロスカットが即発動するレベルです。
それに、月足で見ると3〜4年前は今よりも更に何十円も安かったことがわかります。
これを見れば、今のレベルで下げ止まる保証はありません。
先日のスイスフランショックといい、やはり高レバレッジでの為替取引は恐ろしいですね。
豪ドル・NZドルが評価損に突入
自分についても、先日SBI FXトレードのスワップポイントが4,000円を突破をお知らせした時にはまだ評価損益がプラスだった豪ドル・NZドルが、とうとう評価損に突入しました。
幸い米ドル・南アランドの方はまだそれほど下がっていませんので、トータルとしての損益はプラスですが、こちらも今後どうなるかわかりません。
もっとも、私の場合は先日の記事でも書きましたように実質レバレッジ率を1倍以下のレベルに抑えていますので、今のところそれほどの緊張感はありません。
ここは平均取得価格を引き下げる良い買い場だと思い、粛々と買付を行っていくつもりです。
それでも証拠金維持率が想定しているレベルを下回るようであれば、今年末で外貨MMFの為替差益への非課税が終了することに備えてマネックス証券の方で処分を進めている外貨MMFの売却金の一部をこちらに積み増す予定です。
まあこのSBI FXトレードでの取引については、現状の預託金が20万円で積み増しても30万円とか40万円というお試しレベルですので、どっちに転んでもそれほど大した損にも得にもならないのですが。