先日、マネーフォワード利用1周年なのでプレミアムサービス加入について検討してみたで有償のプレミアムサービス加入を検討し、結局無償版のままとしましたマネーフォワードですが、今日ホームページにアクセスすると以下の様なお知らせが表示されました。
金融機関の登録件数を10件までに制限
どうも、無料の通常版では登録して連携できる金融機関の数が10個までに制限されるようですね。
通常、このくらいユーザーにインパクトがある仕様変更をする場合には、事前にメール等で通知される場合が多いと思うのですが、今回は何の予告もなくいきなり画面に表示されましたので意表を突かれました。
幸い、詳細を読むと以下のように以前から利用しているユーザーは、特典を利用すれば無料で今まで通りの使用を続けられそうです。
自分は既に30個近い金融機関を登録していましたので、早速「特典を利用する」のボタンを押して事なきを得ました。
ネットサービスの価格を決めるのは難しい
それにしても今回の仕様変更はかなり大胆ですね。
単純に普段使っている銀行口座とクレジットカード、現金などを登録して家計簿を付けたい、というだけの人は10個もあれば十分かもしれませんが、わざわざマネーフォワードに登録して資産を全体管理したいと思っている人にとっては、この金融機関10個という制限は致命的になりかねません。
実際のユーザーで各々に該当する人の比率がどの程度なのかわかりませんが、下手をしたらこの件で新規ユーザー獲得数の伸びが急激に落ち込む可能性もあるのではないでしょうか。
とはいうものの、お金に関する情報を扱うクリティカルなサービスを日夜運用し続けているわけですから、あまり無料で多くの機能を使いまくられてはたまらない、という運営側の気持ちも分からないではありません。
自分はたまたま最近、最初に挙げました記事で書きましたように有償のプレミアムサービスへの入会を見送りましたが、今回の事態を見てから考えると、もう少しサービスに対して対価を支払うという姿勢があってもよかったかもしれないと少し反省しました。
有償化するなら、あと一歩決め手が欲しい
ただ、もはやマネーフォワードを手放し難くなっているファンの立場から言わせてもらうと、有償化するためにはもう1つキラーコンテンツが欲しいのです。
自分はEvernoteで年額4,000円のプレミアム契約をしていますが、この値段はサービス内容とバランスが取れていると納得しています。
マネーフォワードについてもこの程度までの値段であれば支払う価値は十分にあると思っていますが、年額6,000円となるともう1つプラスアルファの決め手が欲しいところです。
有償と無償の差別化を図るのであれば、無償版の機能を切り下げるのではなく、金融機関情報の自動取り込みと肩を並べるくらいの利用者を唸らせる機能をあと1つでいいので追加し、家計簿・資産管理サービスとして他の追従を許さない更なる高みに登ることを期待しています。
マジですか。既存無料ユーザーは大勝利じゃないですか。