早いもので新型Fire HD 8を入手してから早約2週間が経過しました。
セットアップ作業も終わり日常のツールとして手に馴染んできましたが、その間に見えてきましたFire HD 8の良い点と悪い点についてまとめてみます。
良い点
コンテンツ全部入りの安心感
Fire HD 8には先日購入しました128GBのmicro SDカードを挿していますので、データ容量にはかなり余裕があります。
これを生かして、今までに購入してストックしていました電子書籍約300冊(9割方コミック)と、録画した動画のデータ約40本(ほとんどが映画)を投入しました。
これでFire HD 8さえ持っていれば、自宅でも出先でも暇つぶしのネタに困ることはありません。
さらに自宅などWiFiがつながる場所では、Amazonプライムにさえ入っていればAmazonが提供する膨大なビデオや音楽も後ろに控えています(電子書籍もKindleオーナーライブラリで月1冊無料)。
とにかくこれ1台さえ持って入れば、いつでもどこでも好きなコンテンツに制限無くアクセスできるという安心感は他では得難いものです。
統合的なコンテンツ画面が便利
ホーム画面を右にスワイプすると出てくる「最近のコンテンツ」という画面で、最近アクセスした電子書籍やビデオなどのコンテンツが全てアイコンで列挙して表示されます。
これにより、テレビのザッピング感覚でコンテンツを切り替えながら渡り歩くことができます(Amazon以外のアプリのコンテンツの場合はアプリのアイコンになってしまいますが)。
地味ですが便利な機能です。
絶妙なサイズ感
コミックや雑誌などの電子書籍を余裕を持って参照でき、ビデオも大迫力で観られる大画面。それでいてボディバッグなどの小型のバッグにも入り、片手で握ってホールドできる細身の筐体。
この小さすぎず大きすぎないサイズ感は絶妙です。
どんなに使っても1日は保つ大容量バッテリー
入手直後はデータの投入をしながら起きている時間のほとんどの間稼働させたりしていましたが、それでもバッテリーは最大で50%程度までしか減りませんでした。
つまりどんなに酷使しても、1日は余裕でバッテリーが保つことになります。これで日中はバッテリーで利用して寝ている間に充電するというサイクルを回すことができます。また外にも安心して持ち出せます。
他のアプリも入れられる懐の深さ
Fire HD 8にGoogle Playのアプリをインストールする方法で書きましたように、それなりの手順を踏めばAmazomアプリストア以外のアプリも入れることができます。
Kindleオーナーライブラリが使えるなどKindle専用端末の性格を持っていながら、このような縛りの緩さも持っているところがKindle Paperwhiteなどの本当の専用端末とは一味違う特徴ですね。
まああまり手は広げずにコンテンツ専用端末に徹したほうがこの端末らしい使い方になると思いますが、私の場合はPocketとMediumのアプリを入れてWeb上の情報もコンテンツの一部として活用しています。
悪い点
画面への写り込みが激しい
他の人も時々書いていますが、画面への写り込みがかなり激しいですね。周囲の明るさや映るものにもよりますが。気になる時には本当に気になります。
iPad miniを使っていた時にはここまでの感覚はなかったので、やはりFire HD 8が特に激しいのでしょう。
これはアンチグレアフィルムの使用を本気で検討したほうが良いかもしれません。
ちょっと重い
これは前モデルより重くなったスペックを見てある程度は覚悟していたのですが、やはりちょっと重く感じます。
特に仰向けに寝てビデオなどを見ている時に顕著です。まあ重くなったと言っても30g程度ですので、これはタブレット全般の弱点なのかもしれませんが。
解像度がちょっと足りない
動画では特に気にならないのですが、やはりコミックや雑誌系の電子書籍を見ている時には画面の粗さがやや気になります。
ずっと読んでいるとすぐ慣れるのですが、MacBookのレティナディスプレイを見てから戻ってくると、またちょっと粗いなと思ってしまいます。
ちょっと性能不足
1つのアプリを使い続けている時にはほぼ問題ないのですが、アプリの起動や切り替え時にややもっさりする場合があります。
この辺りは、やはり最新のプロセッサと潤沢なメモリを積んだハイエンドスマホとは違いますね。
というわけでFire HD 8は総合的にはとても気に入りましたが、だんだん粗も見えてきたという状況です。
ただAmazonプライム会員なら1万円を切って買える端末ですので、コストとのバランスを考えれば十分満足できるレベルです。
3年の事故補償も入りましたし、しっかり活用していくつもりです。