Fire HD 8がAmazonから消滅。いよいよ来るか、ニューモデルでAmazon.co.jpのサイトからFire HD 8が消えたという話を書いたのが先月の後半でした。
それから約20日、なかなか状況に変化がありませんでしたが、とうとうFire HD 8のニューモデルが姿を現しました。
ニューFire HD 8は何が変わった?
実際に登場したニューFire HD 8ですが、前モデルと比べて一体何が変わったのでしょうか?
以下Fire HD 8の前モデルおよびFireと、ストーレジ最小の最安モデル同士で主要なスペックを比較してみました。
Fire | Fire HD 8 | new Fire HD 8 | |
---|---|---|---|
価格 | ¥8,980 | ¥19,980 | ¥12,980 |
ストレージ | 8GB | 8GB | 16GB |
解像度 | 1024 x 600 (171 ppi) | 1280 x 800 (189ppi) | 1280 x 800 (189ppi) |
プロセッサ | クアッドコア最大1.3GHz | クアッドコア最大1.5GHz | クアッドコア最大1.3GHz |
RAM | 1GB | 1GB | 1.5GB |
オーディオ | モノラルスピーカー | Dolby Atmos、デュアルステレオスピーカー | Dolby Atmos、デュアルステレオスピーカー |
カメラ | フロント+2メガピクセルリア | フロントHD+5メガピクセルリア | フロント+2メガピクセルリア |
Wi-Fi | シングルバンド | デュアルバンド a/b/g/n/ac | デュアルバンド a/b/g/n/ac |
バッテリー | 7時間 | 8時間 | 12時間 |
サイズ | 191 x 115 x 10.6mm | 214 x 128 x 7.7mm | 214 x 128 x 9.2mm |
重量 | 313g | 311g | 341g |
まず価格が前モデルの19,980円から12,980円と約2/3に下がりました。これでFireの8,980円にかなり近づき、手頃感が大幅に増しましたね。
それでいながらストレージは8GBから16GBに倍増です。
解像度は1280 x 800のままで変化無しですね。
プロセッサはクロックが前モデルの最大1.5GHzから最大1.3GHzと若干下がりましたが、この差を体感できるケースは稀ではないかと思います。
一方、RAMは前モデルの1.5倍の1.5GBを積んでいます。こちらは使う状況によってはかなり差が出てくるケースもありそうです(2GBではなく中途半端な1.5GBにしているところにコストカットの苦労が伺えます)。
オーディオはデュアルスピーカーで変わらずですね。
カメラはFire相当に後退しましたが、この手のタブレットでカメラを本気で使うケースは稀かと思われます。
WiFiは前モデル同様、デュアルバンドによる高速通信を可能としていますね。
そして注目すべきはバッテリー駆動時間が1.5倍の12時間に伸びていることです。これで1日中持ち歩いても余裕で使い続けられそうです。
なお、多分この駆動時間延長の代償だと思いますが、厚みは前モデルより1.5mm厚くなりました(それでもまだFireよりは薄いのですが)。
また重量も341gと1割ほど増えています。
ちなみに、カラーは米国では4色が展開されているようですが、日本では今のところブラックだけのようですね。
というわけで要点をまとめると以下のようになります。
- アップ
- 価格 約2/3
- ストーレジ 倍増
- RAM 1.5倍
- バッテリー駆動時間 1.5倍
- ダウン
- クロック 1.5GHz→1.3GHz
- カメラ解像度 低下
- 厚み 1.5mm増
- 重量 約1割増
伸ばすところはしっかり伸ばし、重要度の低いところは思い切って抑えた結果、非常にコストパフォーマンスの良い機体に仕上がったと思います。
これは買うしかないか
このニューFire HD 8、お値段も大幅に引き下げられましたし、プライム会員対象の4,000円OFFクーポンも早速提供されていますので、16GBモデルなら1万円を切る8,980円で買うことができます。
スペック的にも、個人的に気になるところは重量増加の部分くらいで、他はほぼ言うこと無しです。
これは買うしかないかという気持ちにかなり傾いていますが、もう少し他の人のレビュー・感想なども見た上で最終的に判断したいと思います。