今日、久しぶりに活字の電子書籍を一冊読み終わりました。
と言っても実はほとんどは目で読んだのではなくて、iOSのKindleアプリは音声読み上げができることが判明で書きましたiOS Kindleアプリの音声読み上げ機能を使って「聴いた」のですが。
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書
聴き終わった書籍がこちらです。AmazonのPrime Readingで入手しました。
朝起き抜けに枕元に置いてあるiPhoneを取り出し、Kindleの音声読み上げを立ち上げて聴きながら徐々に眠気を飛ばしていくという感じで1週間ほどで聴き終わりました。
やはり読む努力のいらない読み上げは楽でいいですね。この書籍の場合、章・節のタイトルが画像になっているのかそこで音声読み上げが一旦止まってしまうので、いちいち手動で再開させなければならなかったのがやや面倒でしたが。
本の内容的には、ハングリーさの必要なくなった物あふれの現代において、何を生きがいに生きていけばいいのか、といのが主題です。
好きなことだけにフォーカスして生きていくというのが一つの答えのようで、働き方の話が主体ですが私も含めてセミリタイア志向の強い人にも親和性の高い内容だと思います。
好きだけでつながれるコミュニティアプリ「シンクル」
本の感想についてもまた機会があればもう少し書きたいと思いますが、本書の最後に紹介されていましたアプリが面白かったので、ここからはそのアプリの話をします。
アプリというのがこちらの「シンクル」です。
アプリのスローガンは「好きだけでつながれるコミュニティアプリ」。もう少しアプリサイトから引用させていただくと、
好きなトピックごとに、同じ趣味の人たちと気兼ねなくポジティブな感情だけで話し合えるシンクルは、他のSNSとはつながらない匿名空間。いまさら言えない「昔好きだったもの」や、いま関心のあるホットな情報まで、あなたが「好き」であれば自由自在。プライバシーも気になりません。
ということです。
SNSアプリの一種と思われますが、まず特徴的なのが高い匿名性ですね。アプリ使用開始時にすることはいくつか用意されているアイコンの中から1つを選ぶことと、カタカナ4文字のニックネームを入れることのみと匿名が徹底されています。
あとは様々なジャンルでたくさん用意されているトピック(掲示板サイトの掲示板のようなもの)の中から気に入ったものに「好き」のハートマークを付けていくだけです。
ジャンルは「ライフスタイル」「映画」「いきもの」「テレビ」「本」など、人の嗜好を刺激する様々なものが用意されています。
好きなトピックの中ではユーザー同士で語り合うことができますが、個々の発言にもハートマークを付けることができます。
またトピックにはいくつかのタグが付いていて、それで横串的に関連トピックを見つけることができますし、タグにハートマークを付けることもできます。
様々なものにハートマークを付けていくうちに、自分の好みが見える化されていくという寸法です。
私は朝「モチベーション革命」を読み終わった後に、手元にiPhoneがありましたのでそのままこれをインストールして使ってみたら、そのあと1時間もハートを付け続けてしまいました。
結果として出来上がった「好き」のトピックリストがこんな感じです。
またタグの方はこんな感じになりました。
特にタグリストの方が己の願望・嗜好をよく表しているような気がしますね(おひとり様関連のキーワードが多くなるのは独身リタイヤ―の宿命かw)。
自分の嗜好を明確化するために好きなものをとにかく全部書き出していく「偏愛マップ」というのがありますが、ハートを付けているうちにそれが自動的に出来上がっていくようなイメージです。
既に与えられているものを選ぶ分、分析は偏愛マップよりは表面的になりがちと思われますが、一から手で書くのに比べればとても気軽に始められるのがメリットです。また自分が明確には意識していなかった嗜好を拾い上げられる可能性もありそうです。
このアプリはすでにリリースされてから数年経っているようですが、今まで耳にしたことがなかったところを見ると、すごく盛り上がっているわけではないのでしょう。
また実際に使っていても、どう具体的に役に立つのかは今一つピンと来ていません。しかし使っていると妙に楽しいので、今後も時々暇つぶしがてらこのアプリを立ち上げて自分の「好き」採集を続けてみたいと思います。