ホリエモンがTwitter上で「大学なんてブランド以外に価値ないので東大以外にいく意味ない」と発言して話題になっていますね。
まあ極論を吐いて注目を集めるのがビジネスモデルのような人ですし、個人的な考えを一般論のようにゴリ押しするところがありますので、あまり真面目に取り合ってもしょうがありませんが、その話と以下のブログ記事を読んで考えました。
大学の学費をリボ払いして、お金をやりくりしていた15年前の私。日本の大学にも、授業料のクレジットカード決済を導入してほしい。 – クレジットカードの読みもの
大学に行く価値
第一に、身も蓋もない話ですが大学卒とそれ以外では、やはり就職の難易度に差がでます。もちろん中卒・高卒で立派に働いている人もたくさん居ますが、数値的に見ると就職率や就職後の待遇には差が出るでしょう。
また、成人としての精神年齢を得られる時期が晩年化している現在、大学生の年齢以前に自分の今後の人生を冷静に判断できるひとはあまり多くないと思います。
したがって大学に行くことは、たとえそれが東大ではなかったとしても、多くの人にとって意味がないとは言えないでしょう。
学費をリボ払いしてでも行くべきか
ただし大学に行くとしたら、それは経済的に許されるという条件付きなのではないかと思います。
もちろん程度に差はあり、親の援助で悠々と学生生活を送る人もいれば、アルバイトなどをしながらやっと大学に通うという人もいるでしょう。
自分の場合もそれほど苦学したわけではありませんが、家にあまり余裕はありませんでしたので、受験したのは地元国立大学の工学部一本。そして在学中は奨学金をもらって学費に当て、就職後に返済しました。
個人的には大学に行くことが妥当なのは、このようにアルバイトや奨学金などで、在学中や卒業後に自力で資金面の都合が付けられる場合までが限界ではないかと思います。
上のブログ記事の筆者さんは学費をリボ払いにして無事アメリカの大学を卒業され、そういうことが許されない日本の状況は学生の機会損失であると考えられているようですが、筆者の体験はかなり幸運な例だったのではないかと思います。
今の日本の状況において、社会人経験もない学生が学費のために高金利のリボ払いに手を染め、無事に卒業して返済を果たす可能性はかなり低いように思われます。
もちろんブログの筆者のようにリボ払が許されることで学ぶ機会を得る人もいるでしょうが、トータル的には卒業後や下手をすると在学中に返済で進退窮まる人のほうが多いのではないでしょうか。
万一、今後日本で学費のリボ払が解禁されたとしても、利用するか否かは非常に慎重に今後のライフプランを検討したうえで判断する必要があるでしょう(もしその時点で論理的な判断がつかないようであれば、手を出さないほうが無難です)。
半年分とか前払いする必要があるのは確かに借金が必要な場合がありますが、消費者金融とカードのリボ払い等の借金について、義務教育中に教える必要があると思います。
ホリエモンは実刑は行き過ぎだと思ったり、時々耳を傾けるべき意見もあるなと思っていたのですが、YouTubeの下記の動画を見て、今後は、ホリエモンの意見に特に耳を傾ける必要はないと思っています。
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