LINE Payが迷走している

先日Visa LINE Payカードの実態が見えてきたでVisa LINE Payカードへの期待について書きましたが、ここにきてまたLINEに新たな動きが出てきたようです。

マイカラーのインセンティブがLINEポイントに変更

このところLINEでの還元はLINEポイントやLINE Pay残高からLINE Payボーナスに切り替わり、これは現状ではLINE PayカードやQUICPayで使えませんので、やや使いにくさが出てきていました。

ところが11月1日から、マイカラーのインセンティブがまたLINE PayボーナスからLINEポイントに変更になるとのこと。

LINE マイカラーのインセンティブ LINEポイントに

そのくせ本日10月1日から始まったキャッシュレス・ポイント還元事業でのLINE Payの還元は今のところの情報ではLINE Payボーナスのままということで、どうもLINEとしての統一感がありません。

LINEポイントの交換先が縮小

それでも還元がLINEポイントになればLINE Pay残高への交換が可能になりますので少しは使いやすくなるかと思ったら、そちらにも変更があるようです。

LINEポイント 一部交換サービスの終了

まずLINE社外のポイント・ギフト券などへの交換が12月27日でほとんど終了します。JALマイレージへの交換も終了ということで、陸マイラーの人の間では結構な騒ぎになっているようですね。

まあ私はその手の交換はほとんど使っていませんので影響は無いのですが、問題はこれに合わせてLINEポイントからLINE Payへの交換も12月31日で終了してしまうということです。

一応LINEポイントはコード払いなどでは引き続き決済に利用できるということですが、これではLINE PayカードやQUICPayがやはり使えませんので、上記のLINE PayボーナスからLINEポイントへの変更はほとんど意味が無くなってしまいます。

営業力の差により利用可能な店舗数でPayPayに大きく後れを取っている現状、LINE Payの強みはLINE PayカードやQUICPayという汎用的な決済手段を持っていることなのに、資金の流れをLINE内に囲い込むという発想からどうしても抜け出せないようですね。

投資を回収するという点ではそれもやむを得ないのかもしれませんが、利便性が損なわれて使われなくなってしまっては元も子もありません。

最近では還元キャンペーンの声もあまり聞かれなくなってしまったLINE Pay、この上使い勝手まで自ら引き下げていって勝算はあるのでしょうか。

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