セミリタイア界隈ではもうとっくに済ませてしまった人が多いと思いますが、実は確定申告がまだ済んでいません。
なまじ新型コロナ対策で期限が4月15日まで延期されてしまったため、なかなかやる気が出ないのですよね。
Cryptactが実質有料化
とはいえ、さすがにそろそろ手を付けなければまずそうです。昨日は1日中実家に居ましたので、その時間を生かしてMFクラウド確定申告の仕訳データのチェックやe-Tax用のデータ入力をやっていました。
青色申告決算書のデータ入力や各種社会保険費、特定口座年間取引報告書などの入力も終わり、残すところは仮想通貨の所得を登録するのみ、というところまではこぎつけました。
仮想通貨についてはもう大した取引はしていないのですが、bitFlyerに残してあるビットコインやイーサリアムのメンテナンス的なリバランスを時々やっていますので、毎年若干ながら損益が出るのです。
仮想通貨の損益計算については、以前にtax@cryptactで仮想通貨の税金計算で書きましたように今までCryptactというサービスのお世話になってきたのですが、今回も使おうと開いてみると今までと様子が変わっていました。
無料のプランでは取引履歴が100件までしか取り込めず、取引履歴のカスタムファイルも使えないなど、機能がかなり制限されていました。
このままでは自分の用途には使えそうにありませんが、さりとて有料プランは最低でも年額8,000円かかるようです。毎年の仮想通貨の損益は数千円からせいぜい数万円、下手したら赤字という自分の場合、この有料プランの採用はまず考えられません。
国税庁公開の暗号資産の計算書Excelシートを使う
どうしたものかとネットを調べていたところ、以下の国税庁のページで暗号資産に関する所得計算を行うExcelシートが公開されていることが分かりました。
暗号資産交換業者から発行される年間取引報告書のデータを使う個人の場合は「暗号資産の計算書(総平均法用)」を使います。
このシートに年間取引報告書からデータをいくつか打ち込むことにより、暗号資産に関する所得を計算することができます。打ち込むといっても信用取引を行っていなければ通貨毎の年間購入数量・金額と売却数量・金額だけですので、大した手間ではありません。
ただしそれとは別に年始に持っていた通貨の数量とその取得価格は自分で準備して入力しなければなりません(次年以降はこのExcelシートの計算結果から値を入手可能)。
というわけで最初は少しと戸惑いましたが、慣れれば今までのCryptact使用時よりはるかに楽に計算できました。
仮想通貨については今まで税金を取る側も納める側も完全に手探り状態でしたが、FXなどと同様やっと業者側・当局側の納税に対する体制が整ってきたようですね。これで来年以降は楽になりそうです。