古い実家の建物は相変わらずトラブル続きです。
先日もまた玄関ドアのカギが抜けなくなったと母親が言うので鍵穴問題解決の最終兵器は鍵穴クリーナーだったで書きましたクリーナーで再対処したと思ったら、今度は風呂のシャワーの湯が出せなくなったと言い始めました。
修理依頼するには品番が必要
実家の風呂のシャワーの水栓はダイヤル式で、周りのダイヤルを回すと水量調整ができ、ダイヤルの真ん中にあるプッシュ式ボタンを押すと水が出るタイプです。
見てみるとこのプッシュ式ボタンの動きが渋くなり、押してもボタンが動かなくて水が出せないという状況のようでした。
さすがに水回りは素人には簡単に手が出せそうにありませんので、修理の依頼方法を調べることにしました。
最初に思いついたのはよく郵便受けなどにマグネットの広告が入っています「水のトラブル110番」的なやつですが、あれの中にはボッタクリも混じっているらしいので簡単には呼ぶ気がしません。
一応うちの風呂の備品は旧INAX、現LIXIL製らしいのでLIXILのホームページを見てみたところ、サポートページから修理依頼もできるようでした。
ただ修理を依頼するには対象製品の品番を書かないといけないようで、通常は製品の側面などに書いてあるらしいのですが、うちの場合はどこを見ても確認できませんでした(使っているうちにはがれたのか?)。
品番がわからないということで無理やり頼めば、多分一度現場を確認しに来てから部品をそろえて再度修理ということもできなくはないのでしょうが、そうでなくても高い修理コストがさらに跳ね上がりそうです。
どうにか自力で応急措置
どうしたものかと考えながらさらに情報収集をしていたところ、YouTubeの方でうちのものとよく似た製品の修理動画がたまたま見つかりました。
こちらだと自力で水栓部品の交換までやっていますが、そのためには部品を取り寄せると同時にそれなりの工具も必要になりそうです。
しかしそこまでやらなくても、外側のダイヤル部分さえ取り外せれば内側の水栓の部品に注油することはできそうです。
幸い外側のダイヤル部分は手で引っ張るだけで取れることがわかりましたので、とりあえずやってみました。まず周辺のダイヤル部分を引っ張って取り外すと、真ん中のボタン部分が残りますので、これも引っ張って取り外します。
すると中に白い水栓のパーツが見えました。そちらの真ん中がボタンになっていましたので、とりあえずそこに注油してみることにします。問題は何を注油するかですが、たまたま玄関の鍵穴不調の対処用に調達していました鍵穴用潤滑スプレーがありましたので、それを使ってみることにしました。
ここで下手な油を使うとごみを巻き込むなどして余計に悪化する場合もあるようですが、この鍵穴用潤滑スプレーなら速乾性で潤滑剤も固形のパウダーですので粘り気もありませんし、製品ページを見てみるとプラスチックやゴムに使っても大丈夫なようなことが書いてありましたので採用しました。
水栓パーツのボタンと本体の隙間から数回スプレーしてみたところ、ボタンの動きが見違えるほど良くなりました。あとは外側のボタンとダイヤルリングを元に戻すだけです(内側にかなりカビが生えていましたので、戻す前に掃除しておきました)。
一度戻してボタンが使えることは確認したものの、ダイヤルを回しても水量の調整ができなくなっていて少し焦りました。しかしダイヤルリングの裏側に付いています溝と水栓パーツ側の回転部分にある突起を合わせる必要があることがわかり、やり直したらうまくいきました。
これでとりあえず応急措置は完了しましたが、正規の対処ではありませんのでこの調子がいつまでもつのかは不明です。やり方はわかりましたので再措置は可能ですが、あまりにその周期が短いようならもうコスト高覚悟で修理依頼するしかなさそうですね。