先日、肩の痛みで整形外科受診で書きましたように、五十肩治療のために整形外科に通い始めたわけですが、今日また3回めの治療に行ってきました。
2回目は初診の翌日に経過見のための受診だったので、本格的な通院は今回が初めてです。
思いの外高い治療費
2回目の治療費は初回に比べてかなり安かったため、今後もそのレベルで行けるのかと思っていたら、今回3回めの治療費はかなり高額となりました。
一体何が違っているのかと、今までの治療費の内訳を一覧表にしてみました。
前回書きましたように、初回は初診料やレントゲン撮影などもありましたので、ある程度高いのはやむを得ないと思います。
一方、2回目と3回目で実際にやったことは、いずれも肩の温熱療法を受けてから滑車を使った運動、その後医師の診断・指導という流れで、注射の有無以外には大きな違いはありませんでした。
にもかかわらず、2回目と3回目の治療費で大きな差がでている理由の1つは、「医学管理等」の1400円の有無です。
「医学管理等」の明細を見てみると、「慢性疼痛疾患管理料」という項目が130点で大半を占めていました。これを調べてみると、
診療所である保険医療機関において,入院中の患者以外の慢性疼痛に係る疾患を主病とする患者に対して,療養上必要な指導を行った場合に,月1回に限り算定する。
という定義のようです。月1回に限りということなので、今回月が変わってまた付けられたようです。これについては、来週行った時には付いていないことを確認してみたいと思います(これを見ると、可能なら月末に初診を受けるのは避けたほうが良さそうですね)。
「投薬」の費用も上がっていますが、これは実際出ている薬の量が増えているのでやむを得ないところでしょう。
あと、「注射」のコストがなぜか1回目の倍以上に跳ね上がっています。これも明細を見てみると、1回目が
- ロカイン注1% 1mL
- デカドロン注射液3.3mg 1mL
に対して、3回目が
- カルボカインアンプル注1% 2mL
- スベニールディスポ関節注25mg 1%2.5mL
と内容が全然違っていました。ネットで調べてみると、1つ目はいずれも麻酔薬でした。
一方2つ目は、1回目が合成副腎皮質ホルモン製剤というステロイド系の薬で、3回目は精製ヒアルロン酸ナトリウムが主成分の薬のようです。
医師の話では1回目からヒアルロン酸を注射すると言っていたのですが、実際には1回目で副作用があるが炎症を抑える作用の強いステロイド系の薬を使い、次回からヒアルロン酸に切り替えたというところでしょうか。
今日聞いた話では来週も注射すると言っていましたので、こちらは毎週続くとなるとかなり痛いです(注射がじゃなくて、金額が)。
このまま通い続けるべきか
先日話題になった老後破産のテレビ番組などを見ていると、手足が痛くても整形外科には通わないと言っているご老人がいましたが、毎週のようにこれだけの出費を迫られるとなると、重大な症状でなければそういう気になるもの実感として頷けました。
自分の場合も我慢できない症状ではありませんし、この1週間の経過を見る限りでは、投薬や注射によって劇的に症状が改善した感じはしません。
まあまだ治療を始めてから1週間しか経っていませんし、注射の内容も変わりましたので、もうしばらくは付き合いながら治療のための運動方法などを学びつつ、症状の変化や治療費の推移を観察したいと思います。
しかし、あまり症状に変化がなく、また治療費が高止まりするようであれば、やはりどこかのタイミングで自主的に受診を打ち切る判断をすることになるかもしれません。
医療に関する素人判断はあまり勧められたものではありませんが、医者が出す医療費明細やネットを使って自力で調べる気力さえあれば、素人であってもある程度正確な情報が得られるのは良い時代ですね。