自分は以前から書いていますように、SBI FXトレードでスワップポイント狙いの外貨買いを試行しています。
安く買えれば儲けものということで、毎日少しずつ買値を安くした指値注文を各通貨5本ほど入れていますが、今日の13時半頃、それらの注文の約定を知らせるメールが大量に届き始めました。
全通貨で円急伸
何が起こったのかとSBI FXトレードのiOSアプリを立ち上げてチャートを見てみると、こんなことになっていました。
ドル円が2円近くも下げ、他に買っている豪ドル、NZドル、南アランドも1円ほど下げるという見事な円の全面高です。
今年2月にもオセアニア通貨の底が抜けたで書きましたように円の急伸がありましたが、あの時はオセアニア通貨だけでしたので、今回はそれ以上のインパクトです。
今回の急伸の原因は、こちらの黒田日銀総裁の発言のようですね。
外為14時 円が急伸、1ドル122円台後半 日銀総裁発言で買い集まる :日本経済新聞
日銀総裁の発言1つで一瞬にしてこれだけのことが起きるのですから、なんだかんだと言ってもやはり日本円にはまだ力があるのですね。
ドル以外の通貨ではすぐに反発の兆候が出始めたようですが、ドルは反発力が弱そうです。ここから先は、しばらく123円前後のレンジでの動きが続くのでしょうか。
自分の損益状況は
2ちゃんねるのFX板などを見てみると、黒田は余計なことを言うなと阿鼻叫喚の状況でした。
しかし自分の場合は通貨の平均価格が1/3まで落ち込んでもロスカットが発生しないくらいの超低レバレッジ運用を心がけていますので、大勢に影響はありませんでした。
せいぜい、このところの円安傾向で1万2千円程度まで膨らんでいた評価益が、1万1千円を割り込むくらいまで低下した程度です。
むしろ円安進行でなかなかまとまった買いが実行できなかったところに、良い買い場ができたような気もします。
しかし25倍のフルレバレッジで買っていた人などは大変ですね。外国為替は時にこういう予想を超えた動きをしますので、やはり調子に乗って甘く見てはいけません。