ファームウェアアップデートでKobo GloがPocketリーダーとして復活

以前にkobo gloも買ってしまったで書きましたように約2年前に買いましたKobo Gloですが、楽天Koboで電子書籍を買うことがほとんどありませんので、最近はすっかりお蔵入り状態になっていました。

ところが昨日、Koboのファームウェアアップデートを知らせるメールが届きました。

Koboのファームウェアアップデート

メールによりますと、今回のアップデート内容は以下の4点とのこと。

1) 2つの英語辞書機能(ジーニアス、プログレッシブ)が搭載されます。

2) 日本語辞書が最新版に更新されます。

3) 後読みアプリの「Pocket」が搭載されます。 インターネット上で、Pocketにブックマークした記事を電子書籍リーダーでお読みいただけるようになります。

4) 全ての端末で、最新のファームウェア (3.18.0) をご体験いただけます。

最新機種のKobo Glo HDの機能が全てのリーダーで利用できるようになったということのようですね。

アップデートは公開日の本日10月21日になってからWiFiを繋いで同期をかけると、自動的に適用されました。

Pocketを初体験

新たに追加された機能中で個人的に注目したのはPocket対応です。

Pocketはネット上でクリップしたWebページなどの情報を後から読み返すことができる、いわゆる「後で読む」を実現するサービスです。

ただ私の場合は既にオンラインノートサービスのEvernoteを使っていましたので、これでいいかと思い今までPocketには手を出していませんでした。

しかし今回のアップデートでKoboでPocketが読めるようになったということで、その使い勝手を試すためPocketにユーザー登録してみました。

そして実際にPocketを使用してみると、その取り込み能力の高さに感動しました。

Evernoteの場合、複数ページに分割された記事を取り込むためにはオートページャーなどを使って全ページ表示された状態にしてから取り込むか、各ページを取り込んでからマージする必要があります。

また広告やサイドバーなど不要部分の取り込みを避けるには、自分で必要部分を選択して取り込む必要があります。

しかしPocketでは取り込みボタンを1クリックするだけで、分割されたページも全体を取り込み、広告やサイドバーなども省いてくれます(うまくこり込めないページも稀にはあるようですが)。

正直、今までなんで使っていなかったのかと後悔するほどです。

ただし、無償版のPocketでは元記事が消えた後も記事内容を永続的に保持することはできないようですので、長く保存する情報についてはEvernoteの方に分がありそうです。

KoboとPocketの連携も素晴らしかった

そしてPocketに保存した情報のKobo Gloでの参照も試しましたが、こちらも素晴らしい使い心地です。

KoboでPocketの情報を参照するには、最初に設定メニューの「アカウント」の箇所でPcoketのアカウント情報を登録します。

するとライブラリのメニューの中に「本」や「コレクション」と並んで「Pocketの記事」という項目が現れます。

こちらを選択するとPocketの画面が表示され、同期を行うと電子書籍と同じようにPocketに取り込んだ記事がダウンロードされてきます。

Kobo Glo FWアップデート Pocketホーム

試しにこのブログの昨日の記事を取り込んだ結果を表示したのがこちら。

Kobo Glo FWアップデート Pocket記事1

しっかり取り込まれています。ただし表組みの部分は取り込まれないようです。これは盲点でした(使うとき要注意です)。

画像はしっかり取り込まれていて、モノクロながら参照することができます。

Kobo Glo FWアップデート Pocket記事2

ちなみにPocket内の情報はWeb上以外にiOSやAndroidのアプリでも参照できますが、それらでは記事の参照は縦スクロールになります。

しかしKoboでは電子書籍と同じように横方向のページ切り替えになります。Web記事を流し読みするときには、ジリジリと縦スクロールするよりもこのようにバサバサとページ単位で切り替わるほうが効率的と感じました。

しかも今回のKoboのPocket対応は、単にPocketの情報を取り込むだけではなく連携していますので、読み終わった後に記事をアーカイブしたり削除したりお気に入りの星をつけたり、といったPocketに関する操作も簡単に実行することができます。

Kobo Gloでの記事参照は老眼の目にも優しく、これからはPocketで取り込んでKobo Gloで読む、というのがWebの長文記事参照のメイン手段になりそうです。

スポンサーリンク

フォローする

おすすめトピック(一部広告あり)

おすすめトピック(一部広告あり)