昨日書きましたようにただいま実家に帰省中ですが、今回は今まで持って帰っていなかった2つのものを持ち帰りました。
それはハードウェアウォレットTREZOR到着などで書きました仮想通貨ウォレットのTREZORと、ジャパンネット銀行で取引するときに必要になるワンタイムキートークンです。
ゴールデンウィーク中に使うかも?
TREZORの方は万一ゴールデンウィーク中に仮想通貨の相場が急変したときに備えて、念のため持参しました。
TREZOR入手以前は仮想通貨は取引所内かPC上のウォレットアプリに置いてありましたのでPCさえあれば何とでもなったのですが、TREZOR導入後はそれが手元にないとどんなに仮想通貨が動いても指をくわえてみているしかありません。
ジャパンネット銀行のワンタイムキートークンの方は、ゴールデンウィーク期間中に期限を迎える期間固定のTポイントがありましたので、またそれをヤフオクでAmazonギフト券に替えるために持ち帰りました。
以前に期間固定Tポイントの新しい消化方法を発見などで書きましたようにAmazonギフト券をヤフオクで落札した場合には、最低1円分は銀行やコンビニ支払いしないとTポイントだけでは決済が通らないのです。
ネットのセキュリティは上がったがリアルの安全性・利便性は?
これらのハードウェアウォレットやワンタイムキートークンなどのデバイスは、いずれもネットとそれに繋がっている端末を使った資産の保持や取引時のセキュリティを高めるために考案されたものです。
実際これらを導入することにより、ハッキングによる資産盗難などの可能性は飛躍的に低下します。
しかしその一方で、今回の例のように普段そのデバイスを保持している場所以外で取引を行おうとすると、常にそのデバイスを持ち歩かなければならないという問題が発生します。
デバイスを持ち歩けばその分紛失や盗難の危険性は高まりますし、そこまでいかなくても持っているところを人に見らるだけで、この人は仮想通貨を持っている、あるいはあの銀行に資産を持っている、というような情報が一目瞭然になってしまいます。
これらはネットと端末だけで資産を管理していた時には無かった新たなリスクと言えないこともありません。ネット上でのセキュリティを追求した結果、リアルの世界での安全性が低下するというのはある意味皮肉なことです。
ネットとリアル両方の安全を担保する新しい技術が登場すればいいのですが、まだその兆候は無いですね。
生体情報による認証などはかなりいい線を行っていると思うのですが、採用されているのは今のところごく一部の金融機関くらいのものですね。自分が関わる大半の機関が採用し、しかも認証の際に使用するデバイスが共通化されないと実用的とは言えません。
それに生体認証については、本当に普及すると不正に突破するために相手を殺して指や目玉を持ち帰るなんていう映画のような怖い状況が横行しないとも限りませんし。
とりあえず当面は不便を承知でデバイスを持ち歩くか、家に帰るまで使用をあきらめるかの2択しかなさそうです。