先日今年もどうにか確定申告終了で書きました確定申告の件ですが、その後住民税の申告も終わって申告作業は完全に終了となりました。
国民健康保険が高すぎる
これらの申告作業の後片付けをしているときにここ数年分の申告書をまとめて見直してみたのですが、改めて社会保険料が高いことに驚かされました。
中でも特に突出してしているのが国民健康保険料で、年間数十万円も支払っている年がままあります。
最近はほぼ赤字の事業所得やメインの投資先である投資信託のリバランス時に発生する譲渡所得などではここまでのことにはならないはずなのですが、国民健康保険料を高騰させている主な要因は持株会株式の売却益です。
今までにも何度か書いていますが、私がまだ務めていましたときに持株会株式を深く考えずに一般口座に引き出してしまったため、売却時には譲渡所得を申告せざるを得ないのです。
今までは税金がかかるのはそれだけ利益が出ているためなのでしょうがないと諦めて粛々と申告し、それに従って決まる国民健康保険料なども納めてきました。
しかし改めてその金額の大きさを認識しますと、これなら一旦持株会株式を全部売却して特定口座で買い戻した方が良いのではないかという気がしてきました。
というのも国民健康保険料などには上限が設定されていますので、何年にもわたって細切れに発生させ続けるよりは、1年にまとめて処理してしまった方がその年の負担は大きくなるものの結局得になるのではないかと考えたためです。
折しも来年は新NISAが始まり、また住民税の申告不要制度も使えなくなるという、投資および税金に関する大きな節目の年になります。そこで今年のうちにこの持株会株式問題を処理しまおうと思い立ちました。
なおいっそ持株会株式は買い戻さずにインデックスファンドなどに買い換えるというのも少し考えましたが、今は持株会株式が低迷していますのでその方向にはちょっと踏み切れませんでした(もちろん株価はさらに低下する可能性もありますので、どちらが正解かは神のみぞ知るですが)。
どこで買い直すか
持株会株式を売って買い直すと決めたら、あとの問題はどの証券会社で買い戻すかです。
当然余計な手数料などは極力支払いたくありませんので、できれば株式売買の手数料が無料なところが望ましいです。
ざっと調べてみますと、私が口座を保有する証券会社の中で1日の売買金額が100万円までの手数料が無料になる会社としてはSBI証券、楽天証券、auカブコム証券、岡三オンライン証券などがありました。
そして結論としては、私が投資信託への投資などでメインに使っていますSBI証券で買い戻すことにしようと思います。
理由としては、買い戻した持株会株式を再度売却するときに万一損失が発生したとしても、投資信託のリバランスや取り崩しなどで発生した利益と無申告で相殺できるためです。
こうしておけば今回の買い直しが結果的に高い価格での売却・買い戻しとなり、高い譲渡所得税の先払いになってしまったとしても、後からその税金分は取り戻せる可能性があることになります(価格が下がって譲渡益が減ってしまった分はどうしようもありませんが)。
というわけで、今年は売買に手数料がかからない範囲で持株会株式を逐次売買し、特定口座に移行していこうと思います。
その分来年の所得税や国民健康保険料などは跳ね上がることになりますので、その分も今年中にしっかり準備しておかないといけませんが。