先日実家風呂のシャワーヘッド交換で実家のシャワーヘッドを交換したという話を書いたばかりですが、今度は同じく風呂の引き戸で問題が発生しました。
風呂場から脱衣場に水漏れ
なんでも母親が言うには、朝見たら風呂場から脱衣場の方に水が漏れ出してきていて、脱衣場に敷いてあった足ふきマットが水びだしになっていたとのこと。
さらに母親に話を聞くと、そういえば以前は風呂場と脱衣場を仕切る引き戸を取り払ってレールなどの掃除をすることがあったが、最近はしていないとのこと。
それにしてもそんな盛大に風呂場から水漏れすることなどあるのかなと思ってネットなどで調べてみると、風呂場と脱衣場の間に段差のないバリアフリー化した風呂の場合はありうる話のようです。うちの実家もリフォーム時に風呂場をバリアフリー化していました。
バリアフリーの風呂の場合、風呂場から脱衣場への水の侵入を防ぐために引き戸のレールの下に排水口が仕込んであり、そこから水を風呂場側の排水口に逃がすのだそうです。
一見何の変哲もない引き戸なのですが、下にそんな大掛かりな仕組みが隠されているとは全然知りませんでした。
レールを取り外し排水口にパイプクリーナーを投入
実際に引き戸のレールをよく見てみると、何か所かに水抜き用と思われる5mm角程度の穴が開いていました。
さらにレールを良く見ると端に取り外し用の小さな取っ手が付いており、それを引っ張ると左右半分ずつ簡単に取り外すことができました。
レールを取り外してみると、水を流すための溝とそこに集まった水を排出するための1cm × 4cm程度の排水口が1つありました。これが風呂場の排水口まで続いているようです。
しかし今回はその排水口に上まで水が溜まっており、全く流れる気配がありませんでした。どうもそこから風呂場の排水口に至るどこかが詰まっているようです。
とりあえずこの1cm × 4cmの排水口に穴に棒を突っ込んでみると深さが10cm以上もあり、意外と深いことがわかりました。ちょうど捨てる予定のポンプ式のシャンプー容器がありまたのでそのポンプを取り外して穴に突っ込み、水を排出することには成功しました。
しかし口が狭すぎて中の様子がどうなっているのかさっぱりわかりません。これはもう専門家を呼ぶしかないかと思いましたが、その前に最後のあがきでパイプクリーナーを投入してみることにしました。透明で粘度のある液体で、洗面所や風呂、台所などの排水口に使うタイプです。
クリーナーを排水口がすりきりいっぱいになるまで注ぎ、これでも流れなかったらクリーナーの後始末が面倒だななどと思いながら30分ほど様子を見ていたところ、幸いクリーナーの水位が徐々に下がって多少なりとも流れるようになったようです。
さらにぬるま湯を何度も注ぎ込んでいると、最終的にはかなりの勢いで水位が下がるようになりました。
元々それほど大量の水が押し寄せるような場所ではありませんので、とりあえずこれくらい流れれば大丈夫だろうということで、今回の作業は終了としました。
それにしても古い実家には毎回ハラハラさせられます。持ち家派の方はお気に入りの家に住めて満足なのでしょうが、最終的には歳をとってからこのような各種トラブルをすべて自力で解決しなければならなくなる可能性があるわけです。お覚悟を。