「好きなことをする」から始めてみるか

数日前に読んだ立花岳志さんの以下の記事が気になっています。

「自由になったら好きなことをする」ではなく、「好きなことをするから自由になれる」 [日刊たちばな vol.4] | No Second Life

相変らずこのブログなどを書きながら職探しを続ける日々ですが、転職サイトやハローワークの求人情報を見ていても、今ひとつ心が動きません。

どれを見ても、決まりきった文句の繰り返しで決め手が無いように思えます。まあ、自分が出来そうなことに的を絞って探しているのですから、似たようなものばかりになるのはある意味当たり前なのですが、誰がやっても同じことのように思えて意欲が湧いてきません(状況的には、働くなら職を選んでいられる立場ではないのですが)。

一方、最近はブログをいじるのが楽しくなってきました。相変らず日々のネタをひねり出すのには苦労しますが、ブログや広告のフォーマットをいじったり、WordPressをチューニングしたり、トラブルの対処方法を調べたり、と結構色々とやることが日々出てきます。

元々、こういう細々としたことを考えたり調べたりするのは好きなのですが、それをブログにフィードバックした記事のアクセスが伸びたりすると、それもまたやり甲斐になります。

おかげさまで、近々AdSenseの初報酬ももらえそうです。と書くと、全然生活費にもならない金額であることは分かる人にはわかると思います。それでも、仕事の給料や利子・配当などを除いては、自分の人生で始めて自力で稼いだお金であり、価値あるものになりそうです。

そうこうしているうちに、このまま再就職せずにこういう生活を続けていくのもありかな、という思いが湧いてきました。もちろんブログからの収入などは非常に水物ですし、立花さんのように講演や執筆で稼ぐ力も今の自分にはありません。したがって、基本的には今ある資産を食いつぶして生きていく覚悟をしておかなければならないと思います。そうなると、老後の生活に対する不安も増します。

しかしそのリスクを取ってでも、一般に定年と呼ばれる年齢までの比較的健康な残り10年あるいは15年を、贅沢はできないが好きなことをやりながら暮らしていくのも悪くはないかな、と思うようになってきたのでした。

とは言いながら、納得のいかない評価で給料を下げられ続けても、体か精神が壊れる直前まで追い込まれなければ仕事を辞める決心もつかなかった私のこと、きっと雇用保険が貰えるうちは再就職に向けてもあがき続けると思います。そうやってゆるやかに心を固めていくのもまた自分らしいかな、と思う今日このごろです。