持ち家、賃貸、そして第3の選択肢

現在無職で節約生活を心がけていますが、このまま再就職が決まらずに低収入の状態が続けば、来年からは社会保険料や住民税は大幅に下がると思われます。

そうなりますと、日々の生活のコストの中で一番比重が高くなるのはおそらく住居費で、これを少しでも安くできれば先々生活が楽になりそうです。そんなことを考えている時に、以下の記事を読みました。

マイホームはギャンブル、賃貸はただの消費 | 「親より豊かになれない時代」のサバイバル術 | 東洋経済オンライン

持ち家 vs 賃貸

節約を考える人にとって、住居は持ち家と賃貸 どっちが得か、というのは永遠の課題です。

上の記事では、持ち家は「ギャンブル」、賃貸は「消費」と例えられています。節約好きの人にとっては、どちらもあまりいい印象の言葉ではないですね。それだけ、どちらにも相応のリスクがあるということでしょう。

記事では、持ち家はFXと同じようなレバレッジを効かせた投資であると言っています。家を運用資産と考えれば確かにそうなのでしょう。ただ値上がりは期待せず、家賃無しでずっと住み続けらるだけでいいと考えたとしても、持ち家には以下のような様々なリスクが付きまといます。

  • 天災や火災で家を失う
  • 仕事の都合などでそこに住めなくなる
  • 近隣のビル建設などで居住環境が悪化する
  • 隣におかしな人が引っ越してくる
  • 老朽化に伴う修繕・建て替えコスト
  • 固定資産税などの税金

持ち家の人や賃貸物件の大家さんはこれらのリスクを背負って物件を持っているわけで、そういう意味でもやはり「ギャンブル」といえそうです。

対して賃貸はそれらのリスクを回避するための代償も含めて家賃を支払っているわけなので、持ち家の購入費用+維持費より時間あたりのコストがある程度高くなるのはやむを得ないでしょう。そういう意味ではやはりお金で利便性を買う「消費」なんですね。

そして、どっちが得かという問に対する上の記事での回答は「ケースバイケース」。自分も、どちらかが圧倒的に有利であれば、不利な方を選ぶ人はほとんどいなくなっているはずだと思いますので、この記事の回答に同意です。

第3の選択肢

もう一つ、上の記事で書かれているのが持ち家でも賃貸でもない第3の選択肢。それは何かというと「親と同居、もしくは2世帯住宅」です。

言われてしまうと何ということはない答えですが、持ち家か賃貸かという二元論に囚われていると、なかなか目に入りにくいところです。

これに刺激されて発想を広げてみると、他にも色々と選択肢は浮かんできます。たとえば、

  • シェアハウスやルームシェア
  • キャンピングカーで生活する
  • 住み込みで働く
  • ホテルを渡り歩く(コストが安い外国なら可能性があるか)
  • ホームレス(これはちょっと極論?)

こう考えてみると、記事で書かれている「親と同居、もしくは2世帯住宅」といのは比較的現実味のある選択肢といえそうです。

実は自分の場合も仕事を辞めた後、親から何なら実家に帰ってきてもいいよ、とは言われています。コストだけ考えれば、非常に有難い話です。

ただ、うちの場合は父親が宗教に凝っているという問題があります(といっても怪しい宗教ではなく普通の日蓮宗ですが)。毎日仏壇に向かってお経を唱えていますし、定期的に檀家の人が集まって御講(おこう)などもやっているようです。

小さい頃からずっとそういう環境であれば自然に慣れたのかもしれませんが、父親がそういう活動を始めたのが自分が高校生の頃からでしたので、自分にはこれがどうにも馴染めません。

したがって、この選択肢は本当にどうしようも無くなった時の最後の手段として取っておきたいと思います。

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