au MVNOのもう１つの選択肢「UQ mobile」始まる

以前から書いていますように、年明け2月には今使っているドコモのスマホの乗り換えを予定しています。

自分はソフトバンクを今一つ信用していませんので、大手キャリア間で乗り換えるとすると、おそらく行き先はauになります。

ただ、先日ドコモ2年縛りのラスト2ヶ月の値上がりを回避する方法があった!?でも書きましたように、大手キャリアが提供する複雑怪奇な料金プランにはいいかんげん嫌気がさしてきましたので、そこから更にMVNOの格安SIMに乗り換えることも検討しています。

やっと選択肢が出てきたauのMVNO

今まで、auのMVNOというとmineo一択という状況でしたが、やっと別の選択肢が現れました。それが12月18日からサービス開始予定のUQ Mobileです。

KDDI子会社がMVNOに挑戦–“やんちゃな次男坊”「UQ Mobile」とは – CNET Japan

上の記事を読むと、UQ Mobileは「MVNOの健全な競争を維持する」ことなどを目的として、KDDIが立ち上げた子会社のようですね。

キャリアがわざわざMVNOの子会社を立ち上げるというのが少し奇妙な気もしますが、ドコモのMVNOの盛り上がりを見て無視できなくなってきたという感じでしょうか。

このあたりの状況は、LCCに参入したANAやJALと少し似ているのかもしれません。

mineoとの比較

新しい選択肢ができるのは喜ばしいことですが、やはり気になるのは先発のmineoとの比較です。

そこで、自分が使うとしたら選択するであろう(そして需要も最も多いと思われる)データ通信専用の最安値プランについて、mineoとUQ Mobileを比較してみました。

まず初期費用と最低月額料金はがっぷり四つですね。

違いが出てくるのはデータ容量です。mineoが1GBに対し、UQ mobileは2GBと2倍まで使えます。ただし、UQ mobileでは翌月繰り越しも追加チャージもできません。

月に2GBはまず超えないという自信があればUQ mobileの方がお得ですが、帰省時などにテザリングを使用する予定のある自分としては、mineoの方が柔軟性がある気がします(1,580円出せば2GBのプランもあり)。

ただ、mineoは3日で500MBで通信制限がかかるということなので(UQ mobileは3日で1GB)、これでテザリングに耐えられるのかはやや気掛かりです。

通信速度はUQ mobileがキャリアアグリゲーション対応ということで、使用機器が対応していればスペック上はmineoの2倍出ますが、どうせMVNOで100Mbps超など出るわけもありませんので、ここはどちらでもあまり気にしません。

あと、mineoはデータ通信専用でも12カ月間の最低利用期間が設定されているところがやや使いづらいところです。

自分ならどっち？

この２つから自分が選択するとすると、とりあえず最低利用期間が無いUQ mobileを試して、データ容量などで問題が出てくるようなら、mineoに乗り換えるかWiMAXの1Dayプランなどを併用するかなという感じです(ちょうどGMOとくとくBBの解約で手元に残るWiMAXルーターがありますし)。

ただ、選択肢が出てくれば当然競争が始まるはずですので、現状のドコモのMNVNOのように互いに刺激し合って条件が改善されていくことを期待したいところです。

追記) 2014/12/20
mineoが2015年2月1日からサービス内容の改善を行うことを発表しました。その内容およびUQ Mobileとの比較表の更新版を記事にしましたので、詳細は以下をご参照ください。
→早くも始まったau MVNOの元祖 mineoの逆襲？